みつばさのかげ

一日一章、聖書のみことばから感動したこと、考えさせられたことなどを綴ります。

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

主は、あなたの足をよろけさせず

主は、あなたの足をよろけさせず、あなたを守る方は、まどろむこともない。(詩篇121:2) 詩篇121篇、そう聞くだけで胸が躍るような気持ちになる。 それくらい大好きな詩篇だし、多くの人にとってもそうであろう。 あらためて味わってみたい。 私は山に向か…

偽りの唇、欺きの舌から、救い出してください

主よ、私のたましいを、偽りの唇、欺きの舌から、救い出してください。(詩篇120:2) 120篇は、「都上りの歌」とある。 解説をみると、<エルサレムに巡礼する人々によって歌われた>ということだ。 少年イエスが両親とともにエルサレムに向かったときも、…

心を尽くして呼び求めます

私は心を尽くして呼び求めます。主よ、私に答えてください。私はあなたのおきてを守ります。(詩篇119:145) 119篇、最後の5回目は145~176節だ。 読みながら、ふと思った。 詩人はこれほどまでに、主のみことば、みおしえ、みおきてを愛し、求めている。 …

いつも、私の思いとなっています

どれほど私は、あなたのみおしえを愛していることでしょう。それがいつも、私の思いとなっています。(詩篇119:97) 119篇、第4回目は97~144節とする。 上のみことばの「いつも」は、直訳では「一日中」であり、新改訳第三版ではそのように訳されていた。 …

真実をもって、私を苦しめられた

主よ、私は知っています。あなたのさばきが正しいことと、あなたが真実をもって、私を苦しめられたことを。(詩篇119:75) 119篇、第3回目は65~96節とする。 71節は、よく知られるみことばだ。 苦しみにあったことは、私にとって幸せでした。それにより、…

あなたの仰せを喜びます

私はあなたの仰せを喜びます。それを私は愛します。私は、愛するあなたの仰せを求めて両手を上げ、あなたのおきてに思いを潜めます。(詩篇119:47-48) 119篇の第2回目は33~64節。 ここでは、詩人のみことばに対する“愛”に着目したい。 詩人は、「あなたの…

全き道を行く人々

幸いなことよ、全き道を行く人々、主のみおしえに歩む人々。(詩篇119:1) 117篇が最短なら、119篇は最長だ。 実に176節もある。 そこで、おおよそ30節ごとに区切って、5回に分けて書いてみたい。 1回目は、1~32節までとする。 よく知られるように、119篇…

主は私の味方

主は私の味方。私は恐れない。人は私に何ができよう。(詩篇118:6) 118篇は“歓喜の歌”だ。 敵に囲まれ、まさに絶体絶命のときに、不思議な方法で主に助けられた。 そこで、主への賛美があふれ出た。 主に感謝せよ。主はまことにいつくしみ深い。その恵みは…

すべての国々よ、主をほめたたえよ

すべての国々よ、主をほめたたえよ。すべての国民よ、主をほめ歌え。主の恵みは私たちに大きい。主のまことはとこしえまで。ハレルヤ。(詩篇117:1-2) 117篇は、これですべてであり、詩篇のなかでもっとも短い。 しかし、短いからこそ、そこに凝縮されたメ…

主が私に耳を傾けてくださる

私は主を愛している。主は私の声、私の願いを聞いてくださる。主が私に耳を傾けてくださるので、私は生きているかぎり主を呼び求める。(詩篇116:1-2) 主は私の願いを聞いてくださる、主は私に耳を傾けてくださる。 このように確信できるひとは、ほんとう…

主に信頼せよ

主を恐れる者たちよ、主に信頼せよ。主こそ助け、また盾。(詩篇115:11) 115篇は、印象的なみことばで始まる。 私たちにではなく、主よ、私たちにではなく、ただあなたの御名に、栄光を帰してください。あなたの恵みとまことのゆえに。(1) 「主にのみ栄…

岩を水の潤う沢に変えられた

神は、岩を水の潤う沢に変えられた。硬い岩を、水のあふれる泉に。(詩篇114:8) 詩人は、出エジプトにおけるイスラエルの救いに思いをはせる。 イスラエルがエジプトから、ヤコブの家が、ことばの異なる民のうちから、出て来たとき、ユダは神の聖所となり…

主は弱い者をちりから起こし

主は弱い者をちりから起こし、貧しい人をあくたから引き上げ、彼らを、高貴な人々とともに、御民の高貴な人々とともに、座に着かせられる。(詩篇113:7-8) 主は、どのようなお方か。 主はすべての国々の上に高くおられ、その栄光は天の上にある。(4) 主…

惜しみなく分け与えた

彼は貧しい人々に惜しみなく分け与えた。彼の義は永遠に堅く立ち、彼の角は栄光のうちに高く上げられる。(詩篇112:9) 112篇は、繁栄する人について語っている。 繁栄する人は、どのような人か? ハレルヤ。幸いなことよ、主を恐れ、その仰せを大いに喜ぶ…

主を恐れること

知恵の初め、それは主を恐れること。これを行う人はみな賢明さを得る。主の誉れは永遠に立つ。(詩篇111:10) 主を恐れることは知恵の初めだ。 「初め」は第一ボタンであり、ここを掛け違えたら、あとが完ぺきでも意味がない。 どんな知恵者であろうとも、…

メルキゼデクの例に倣い

主は誓われた。思い直されることはない。「あなたは、メルキゼデクの例に倣い、とこしえに祭司である。」(詩篇110:4) 110篇は、7節しかないにもかかわらず、新約聖書によく引用されている詩篇だ。 それだけ重要なメッセージが満ちており、全篇が“メシア預…

彼が呪いを愛したので

彼が呪いを愛したので、それは自分に返って来ました。祝福を喜ばなかったので、それは彼から遠く離れました。(詩篇109:17) 「呪」と「祝」の字は、よく似ているが意味は真逆だ。 口へんは、諸説あるようだが、人間を表すとする解釈が主流のようだ。 示(…

人による救いはむなしいのです

どうか敵から私たちを助けてください。人による救いはむなしいのです。神にあって私たちは力ある働きをします。神こそが、私たちの敵を踏みつけてくださいます。(詩篇108:12-13) 108篇はユニークな詩篇だ。 他の詩篇の一部をくっつけたかたちになっている…

この苦しみのときに、彼らが主に向かって叫ぶと

この苦しみのときに、彼らが主に向かって叫ぶと、主は彼らを苦悩から救い出された。(詩篇107:6) 107篇では、上にあげた表現が四度も出てくる。 第一がこの6節で、行くべき場所、住むべき場所を見出せず、さまよう人が登場する。 彼らは荒野や荒れ地をさま…

神を忘れた

今日7月12日で、このブログも始めてからちょうど一年となる。 ヨハネの福音書から書き始めて一章ずつ、一日も休まず続けることができた。 飽きやすいわたしの性格からすれば、奇跡的なことだ。 これも主の守りあればこそと、あらためて感謝したい。 聖書は汲…

奇しいみわざを思い起こせ

主が行われた奇しいみわざを思い起こせ。その奇跡と御口のさばきを。(詩篇105:5) 「奇しいみわざを思い起こせ」と詩人は謳った。 2節にも、こうある。 主に歌え。主にほめ歌を歌え。そのすべての奇しいみわざを語れ。(2) その呼びかけのとおり、この詩…

地は、あなたのもので満ちています

主よ、あなたのみわざはなんと多いことでしょう。あなたは知恵をもってそれらをみな造られました。地は、あなたのもので満ちています。(詩篇104:24) 104篇は、“創造主への賛歌”だ。 詩人は、被造物たちの生き生きとしたさまを描いている。 わがたましいよ…

天が地上はるかに高いように

天が地上はるかに高いように、御恵みは、主を恐れる者の上に大きい。(詩篇103:11) 「ダビデによる」とされるこの103篇も、名句と名高い詩篇だ。 わがたましいよ、主をほめたたえよ。わたしのうちにあるすべてのものよ。聖なる御名をほめたたえよ。(1) …

あなたは変わることがなく

しかし、あなたは変わることがなく、あなたの年は尽きることがありません。(詩篇102:27) 表題には、「苦しむ者の祈り」とある。 そのとおり、前半は苦しく、正直な祈りが綴られる。 主よ、私の祈りを聞いてください。私の叫びが、あなたに届きますように…

家の中を、全き心で

私は、全き道に心を留めます。いつあなたは、私のところに来てくださいますか。私は家の中を、全き心で行き来します。(詩篇101:2) 101篇は、「全き道を歩む者」(6)の詩だ。 恵みとさばきを、私は歌います。主よ、あなたにほめ歌を歌います。(1) 「恵…

私たちは主のもの

知れ。主こそ神。主が、私たちを造られた。私たちは主のもの、主の民、その牧場の羊。(詩篇100:3) 本篇は、100篇目にふさわしい名句だ。 全地よ、主に向かって喜びの声をあげよ。喜びをもって主に仕えよ。喜び歌いつつ御前に来たれ。(1-2) まことの神を…

主は聖なる方

大いなる、恐れ多い御名をほめたたえよ。主は聖なる方。(詩篇99:3) 「主は聖なる方」、99篇にはこのことばが三度も出てくる。(3・5・9節) 主の聖さが、特に「さばき」に関連して語られる。 主は王である。国々の民は恐れおののけ。ケルビムの上に座して…

山々も、こぞって喜び歌え

海とそこに満ちているもの、世界とその中に住むものよ、鳴りとどろけ。もろもろの川よ、手を打ち鳴らせ。山々も、こぞって喜び歌え。(詩篇98:7-8) このあたりの詩篇は、賛美の連続だ。 毎日、圧倒される思いだ。 主を賛美すること、喜び歌うこと、それが…

喜びは、心の直ぐな人のために

光は、正しい者のために蒔かれている。喜びは、心の直ぐな人のために。(詩篇97:11) 詩篇には「正しい者」と「悪者」の対比がくり返し出てくるが、97篇も例外ではない。 主を愛する者たちよ。悪を憎め。主は、主にある敬虔な者たちのたましいを守り、悪者…

新しい歌を主に歌え

新しい歌を主に歌え。全地よ、主に歌え。主に歌え。御名をほめたたえよ。日から日へと、御救いの良い知らせを告げよ。(詩篇96:1-2) 「新しい歌」を主に歌え、とある。 新曲ということではなく、新たな思い、新鮮な喜びをもって歌え、ということだろう。 …