みつばさのかげ

一日一章、聖書のみことばから感動したこと、考えさせられたことなどを綴ります。

主は弱い者をちりから起こし

主は弱い者をちりから起こし、貧しい人をあくたから引き上げ、彼らを、高貴な人々とともに、御民の高貴な人々とともに、座に着かせられる。(詩篇113:7-8)

 

主は、どのようなお方か。

 

主はすべての国々の上に高くおられ、その栄光は天の上にある。(4)

 

主は、「いと高き方」だ。

主より高い存在は無い。

万物の創造主なのだから当然だ。

天ですら、主から見れば低いのだ。

 

だれが、私たちの神、主のようであろうか。主は高い御位に座し、身を低くして、天と地をご覧になる。(5-6)

 

すべてにまさって高きお方が、「身を低くして」ご覧になる。

その眼差しは権力者のそれではなく、聖なる愛に満ちた眼差しだ。

いまこの瞬間も、主は身を低くして、わたしたち一人ひとりを、愛をもって見つめておられる。

 

主は弱い者をちりから起こし、貧しい人をあくたから引き上げ・・・(7)

 

主は弱い者に手を差し伸べ、ちりから起こしてくださる。

ダメじゃないか、そんなことでは、しゃんとしなさい!と叱り飛ばすのではない。

弱く、貧しく、打ちひしがれた者とともにおられる。

 

だから、強がる必要はまったくない。

こんなにしっかりしてますよ、こんなに強い信仰ですよ、と気張らなくてもいい。

むしろ、弱く、貧しい者として、素直になって、ちりにうち伏そう。

そのとき、主の御手を感じることができるのだから。

 

しかし主は、「わたしの恵みはあなたに十分である。わたしの力は弱さのうちに完全に現れるからである」と言われました。ですから私は、キリストの力が私をおおうために、むしろ大いに喜んで自分の弱さを誇りましょう。(2コリント12:9)

 

 

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