みつばさのかげ

一日一章、聖書のみことばから感動したこと、考えさせられたことなどを綴ります。

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

あなたがたも寄留者も同じ

「一つの集会として、掟はあなたがたにも、寄留している者にも同一であり、代々にわたる永遠の掟である。主の前には、あなたがたも寄留者も同じである。」(民数記15:15) 15章で、主は、イスラエルの民が約束の地に入ったあとに献げるささげ物について、語…

いつまでわたしを侮るのか

主はモーセに言われた。「この民はいつまでわたしを侮るのか。わたしがこの民の間で行ったすべてのしるしにもかかわらず、いつまでわたしを信じようとしないのか。」(民数記14:11) カナンの地の住民は強く、とても勝てそうもない。 そう聞いたイスラエル…

必ず打ち勝つことができます

そのとき、カレブがモーセの前で、民を静めて言った。「私たちはぜひとも上って行って、そこを占領しましょう。必ず打ち勝つことができます。」(民数記13:30) 13章は、族長たちによるカナンの地の偵察の記録だ。 主はモーセに告げられた。「人々を遣わし…

だれにもまさって柔和であった

モーセという人は、地の上のだれにもまさって柔和であった。(民数記12:3) モーセの兄アロンと姉ミリアムの二人が、モーセに難癖をつけた。 そのとき、ミリアムとアロンは、モーセが妻としていたクシュ人の女のことで彼を非難した。モーセがクシュ人の女を…

混じって来ていた者たち

彼らのうちに混じって来ていた者たちは激しい欲望にかられ、イスラエルの子らは再び大声で泣いて、言った。「ああ、肉が食べたい。」(民数記11:4) ここでは、イスラエルの民の不信仰のようすが描かれる。 さて、民は主に対して、繰り返し激しく不平を言っ…

あなたを憎む者が、御前から逃げ去りますように

契約の箱が出発するときには、モーセはこう言った。「主よ、立ち上がってください。あなたの敵が散らされ、あなたを憎む者が、御前から逃げ去りますように。」またそれがとどまるときには、彼は言った。「主よ、お帰りください。イスラエルの幾千幾万もの民…

主の命により宿営し、主の命により旅立った

彼らは主の命により宿営し、主の命により旅立った。(民数記9:23) 民数記9章15~23節は、実に印象的で、美しい箇所だ。 全文を味わってみよう。 幕屋が設営された日、雲が、あかしの天幕である幕屋をおおった。それは、夕方には幕屋の上にあって朝まで火の…

彼らをきよめよ

「レビ人をイスラエルの子らの中から取って、彼らをきよめよ。」(民数記8:6) 6章では、「主の奉仕」にあたるレビ人のきよめについて語られている。 「アロンはレビ人を、イスラエルの子らからの奉献物として主の前に献げる。これは彼らが主の奉仕をするた…

祭壇奉献のためのささげ物

「祭壇に油注ぎが行われた日に、族長たちは祭壇奉献のためのささげ物を献げた。」(民数記7:10) 7章は、幕屋が完成したときのようすを記している。 モーセは幕屋を設営し終えた日に、これに油注ぎをして、聖別した。そのすべての器具と、祭壇およびそのす…

ナジル人の誓願

「イスラエルの子らに告げよ。男または女が、主のものとして身を聖別するため特別な誓いをして、ナジル人の誓願を立てる場合、その人は、ぶどう酒や強い酒を断たなければならない。」(民数記6:2-3) 主に対して「特別な誓い」をして、一定期間身を聖別する…

ねたみのためのささげ物

「これはねたみのためのささげ物、咎を思い出させる、覚えの分としての穀物のささげ物だからである。」(民数記5:15) この「ねたみのためのささげ物」は、解説によると、聖書中ここだけの記述ということだ。 夫婦間のトラブル、それも妻が不貞を働いたか、…

聖なるものに触れて死ぬことのないように

「宿営が移動する際には、アロンとその子らが聖所と聖所のすべての用具をおおい終わってから、その後でケハテ族が入って行って、これらを運ばなければならない。彼らが聖なるものに触れて死ぬことのないようにするためである。これらは、会見の天幕でケハテ…

レビ人はわたしのもの

「見よ。わたしは、イスラエルの子らのうちで最初に胎を開いたすべての長子の代わりに、イスラエルの子らの中からレビ人を取ることにした。レビ人はわたしのものとなる。」(民数記3:12) 3章では、祭司であるレビ人が数えられ登録された。 「レビ族をその…

それぞれの旗ごとに宿営し

イスラエルの子らは、すべて主がモーセに命じられたとおりに行い、それぞれの旗ごとに宿営し、それぞれその氏族ごと、一族ごとに進んで行った。(民数記2:34) 人口調査につづき、宿営のしかたについて、主は示された。 中央に天幕、天幕の最も近くにレビ人…

頭数を調べよ

「イスラエルの全会衆を、氏族ごと、一族ごとに調べ、すべての男子を一人ひとり名を数えて、その頭数を調べよ。」(民数記1:2) きょうから『民数記』に入る。 モーセ五書の四つ目の山だ。 そう、こうしてじっくり読んでくると、モーセ五書という山系を縦走…

特別な誓願を立てるとき

「イスラエルの子らに告げよ。人が人間の評価額にしたがって主に特別な誓願を立てるときには、その評価額を次のとおりにする。二十歳から六十歳までの男子なら、その評価額は聖所のシェケルで銀五十シェケル。」(レビ記27:2-3) レビ記も、本章で最後とな…

わたしの命令を守り、それらを行うなら

「もし、あなたがたがわたしの掟に従って歩み、わたしの命令を守り、それらを行うなら、わたしは時にかなってあなたがたに雨を与える。それにより地は産物を出し、畑の木々はその実を結ぶ。」(レビ記26:3-4) 26章には、二つの道について記されている。 一…

買戻しの権利

「土地は、買戻しの権利を放棄して売ってはならない。土地はわたしのものである。あなたがたは、わたしのもとに在住している寄留者だからである。あなたがたの所有するどの土地においても、土地を買い戻す権利を認めなければならない。」(レビ記25:23-24)…

目には目を、歯には歯を

「骨折には骨折を、目には目を、歯には歯を。人に傷を負わせたのと同じように、自分もそうされなければならない。」(レビ記24:20) 「目には目を、歯には歯を」。 クリスチャンでなくとも知っている言葉であろう。 この有名な言葉が、ここに出てくる。 今…

主の例祭

「イスラエルの子らに告げよ。あなたがたが聖なる会合として召集する主の例祭、すなわちわたしの例祭は次のとおりである。」(レビ記23:2) 23章は、「主の例祭」についてのことばだ。 例祭は、全部で七つある。 ざっと見てみよう。 過越の祭り(5)/第一…

からだに水を浴びずに聖なるものを食べてはならない

「これに触れた者は夕方まで汚れる。その人は、からだに水を浴びずに聖なるものを食べてはならない。」(レビ記22:6) 祭司は、民がささげ物として持って来たものを神に献げたあと、その残りを自分たちの食物とした。 22章は、そのような祭司の食物に関する…

神の名を汚してはならない

「彼らは自分の神に対して聖でなければならない。また自分の神の名を汚してはならない。彼らは、主への食物のささげ物、すなわち彼らの神のパンを献げるからである。彼らは聖でなければならない。」(レビ記21:6) こうして『レビ記』を読んでくると、単に…

追い出そうとしている異邦の民

「あなたがたは、わたしがあなたがたの前から追い出そうとしている異邦の民の掟に従って歩んではならない。彼らがこれらすべてのことを行ったので、わたしは彼らを甚だしく嫌った。」(レビ記20:23) ここでは、18章以降で語られた禁止事項がくり返され、そ…

落ち穂を拾い集めてはならない

「あなたがたが自分の土地の収穫を刈り入れるときは、畑の隅々まで刈り尽くしてはならない。収穫した後の落ち穂を拾い集めてはならない。」(レビ記19:9) 19章は、十戒をよりわかりやすく紐解いたような箇所だ。 上のみことばは、印象的だ。 なぜ落ち穂を…

身を汚してはならない

「あなたがたは、これらの何によっても身を汚してはならない。わたしがあなたがたの前から追い出そうとしている異邦の民は、これらのすべてのことによって汚れていて、その地も汚れている。それで、わたしはその地をその咎のゆえに罰し、その地はそこに住む…

肉のいのちは血の中にある

「実に、肉のいのちは血の中にある。わたしは、祭壇の上であなたがたのたましいのために宥めを行うよう、これをあなたがたに与えた。いのちとして宥めを行うのは血である。」(レビ記17:11) キリスト教とかクリスチャンなどというと、多くの人はどこかきれ…

第七の月の十日

「次のことは、あなたがたにとって永遠の掟となる。第七の月の十日には、あなたがたは自らを戒めなければならない。この国に生まれた者も、あなたがたの中に寄留している者も、いかなる仕事もしてはならない。この日は、あなたがたをきよめようと、あなたが…

その汚れから離れさせなさい

「あなたがたは、イスラエルの子らをその汚れから離れさせなさい。彼らが、彼らのただ中にあるわたしの幕屋を汚し、自分たちの汚れで死ぬことのないようにするためである。」(レビ記15:31) よく読むと、怖いみことばである。 汚れた者が幕屋に入ると「死…