みつばさのかげ

一日一章、聖書のみことばから感動したこと、考えさせられたことなどを綴ります。

レビ人はわたしのもの

「見よ。わたしは、イスラエルの子らのうちで最初に胎を開いたすべての長子の代わりに、イスラエルの子らの中からレビ人を取ることにした。レビ人はわたしのものとなる。」(民数記3:12)

 

3章では、祭司であるレビ人が数えられ登録された。

 

「レビ族をその一族ごと、氏族ごとに登録せよ。あなたは生後一か月以上のすべての男子を登録しなければならない。」(15)

 

先の人口調査とは違い、戦に出ないレビ人の場合は、「生後一か月以上」の男子から数えられている。

レビ族は、大きく三つの氏族から構成されていた。

 

レビ族の名は次のとおりである。ゲルション、ケハテ、メラリ。(17)

 

  • ゲルション族-リブニ族、シムイ族/7,500人/幕屋の西側に宿営/天幕・覆い・垂れ幕などに関する奉仕
  • ケハテ族-アムラム族、イツハル族、ヘブロン族、ウジエル族/8,600人/幕屋の南側に宿営/契約の箱・机・燭台・祭壇・聖所の用具等に関する奉仕
  • メラリ族-マフリ族、ムシ族/6,200人/幕屋の北側に宿営/幕屋の板・横木・柱と台座・用具等に関する奉仕
  • モーセとアロン、その子ら/幕屋の東側に宿営/聖所の任務に当たる

 

いつもながら、聖書の細かい記述に感心する。

読むのがしんどいくらいだから、書くのはその何倍も大変だったろう。

 

ひとつひとつにどういう意味があるのか、よくわからない。

ただ、神が秩序を重んじられる方であることはわかる。

 

このあとイスラエルの「一か月以上の男子の長子」が数えられ、その長子の代わりにレビ人を「主のもの」とするよう告げられた。(40-41)

ここで273人の差が生じたが、その分だけ贖い金がアロンとその子らに渡された。

とにかく、“きっちり”している。

 

民数記』というとおり、ここまで人口調査の記事が続いているが、何十万、何百万、何千万、何億であろうとも、神は一人ひとりを目に留めておられるのだと思う。

「隣人を愛せよ」と言われるお方は、人を集団で、大雑把には見ないのだ。

 

「二羽の雀は一アサリオンで売られているではありませんか。そんな雀の一羽でさえ、あなたがたの父の許しなしに地に落ちることはありません。あなたがたの髪の毛さえも、すべて数えられています。ですから恐れてはいけません。あなたがたは多くの雀よりも価値があるのです。」(マタイ10:29-31)

 

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