みつばさのかげ

一日一章、聖書のみことばから感動したこと、考えさせられたことなどを綴ります。

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

主の目は主を恐れる者に注がれる

見よ、主の目は主を恐れる者に注がれる。主の恵みを待ち望む者に。(詩篇33:18) 33篇は、主を賛美しようという呼びかけで始まる。 正しい者たち、主を喜び歌え。賛美は直ぐな人たちにふさわしい。竪琴に合わせて、主に感謝せよ。十弦の琴に合わせて、ほめ…

私の背きを主に告白しよう

私は自分の罪をあなたに知らせ、自分の咎を隠しませんでした。私は言いました。「私の背きを主に告白しよう」と。すると、あなたは私の罪のとがめを赦してくださいました。(詩篇32:5) 32篇のテーマは、“罪の赦し”だ。 幸いなことよ、その背きを赦され、罪…

主は誠実な者を保たれる

主を愛せよ。すべて主にある敬虔な者たち。主は誠実な者を保たれるが、高ぶる者には、厳しく報いをされる。(詩篇31:23) 31篇は、苦難の中にあっても主に信頼しようとするダビデの証しだ。 主よ、私はあなたに身を避けています。私が決して恥を見ないよう…

夕暮れには涙が宿っても

まことに、御怒りは束の間、いのちは恩寵のうちにある。夕暮れには涙が宿っても、朝明けには喜びの叫びがある。(詩篇30:5) 5節後半の「夕暮れには―」は、詩篇の中でも人気のあることばだ。 わたしも好きなみことばの一つだが、これはただ単に、“いまはつ…

栄光と力を主に帰せよ

力ある者の子らよ。主に帰せよ。栄光と力を主に帰せよ。(詩篇29:1) 29篇の冒頭では、「主に帰せよ」という言葉がくり返される。 「帰す」とは、本来の所有者に返すことにほかならない。 「栄光と力」は主のものだから、「主に帰せよ」ということだ。 『ロ…

どうか彼らの羊飼いとなって

どうか御民を救ってください。あなたのゆずりの民を祝福してください。どうか彼らの羊飼いとなって、いつまでも彼らを携え導いてください。(詩篇28:9) 28篇の前半では、ダビデは祈りを聞いてくださるよう、主に嘆願している。 主よ、私はあなたを呼び求め…

主の麗しさに目を注ぎ

一つのことを私は主に願った。それを私は求めている。私のいのちの日の限り、主の家に住むことを。主の麗しさに目を注ぎ、その宮で思いを巡らすために。(詩篇27:4) ダビデは敵に囲まれていた。 私の肉を食らおうと、悪を行う者が私に襲いかかったとき、崩…

あなたの住まいのある所

主よ、私は愛します。あなたの住まいのある所、あなたの栄光のとどまる所を。(詩篇26:8) テレビCMのなかでも、特に“家”のCMはよくできているなぁと思う。 家族の物語がたくみに織り交ぜられ、あんな家に住めたら素敵だなと思わされる。 しかし、狭い…

貧しい者にご自分の道をお教えになります

主は貧しい者を正義に歩ませ、貧しい者にご自分の道をお教えになります。(詩篇25:9) 詩篇を読んでいると、ダビデが大好きになる。 きょうも、ダビデの歌から学ぼう。 25篇は、主がどういう者と親しくされ、導いてくださるかを教えている。 上のみことばに…

手がきよく、心の澄んだ人

だれが、主の山に登り得るのか。だれが、聖なる御前に立てるのか。手がきよく、心の澄んだ人、そのたましいをむなしいものに向けず、偽りの誓いをしない人。(詩篇24:3-4) 24篇の冒頭で、ダビデはこう歌う。 地とそこに満ちているもの、世界とその中に住ん…

主は私の羊飼い

主は私の羊飼い。私は乏しいことがありません。(詩篇23:1) ダビデは、若き日を羊飼いとして過ごした。 羊飼いと羊、双方の気持ちを熟知する彼は、自らを羊に、主を羊飼いにたとえた。 主は私を緑の牧場に伏させ、いこいのみぎわに伴われます。(2) 羊飼…

わが神、わが神、どうして私を

わが神、わが神、どうして私をお見捨てになったのですか。私を救わず、遠く離れておられるのですか。私のうめきのことばにもかかわらず。(詩篇22:1) 22篇はメシア預言そのものだ。 メシアの苦難が克明に表されていることから、イザヤ書53章の詩的表現とも…

あなたの御力を王は喜びます

主よ。あなたの御力を王は喜びます。 あなたの御救いを、どんなに楽しむことでしょう。(詩篇21:1) 21篇は、20篇の続きのような詩だ。 20篇は、世の力を求めず、主の御名を呼び求めるという信仰告白であった。 21篇では、「主の御力」に焦点が向けられる。 …

私たちの神、主の御名を呼び求める

ある者は戦車を、ある者は馬を求める。しかし私たちは、私たちの神、主の御名を呼び求める。(詩篇20:7) 20篇は「ダビデの賛歌」(表題)とあるが、こう始まっている。 苦難の日に、主があなたにお答えになりますように。ヤコブの神の御名が、あなたを高く…

傲慢から守ってください

あなたのしもべを、傲慢から守ってください。それらが私を支配しないようにしてください。(詩篇19:13) 19篇は、壮大な描写からはじまる。 天は神の栄光を語り告げ、大空は御手のわざを告げ知らせる。昼は昼へ話を伝え、夜は夜へ知識を示す。話しもせず、…

主はわが巌、わが砦

彼は言った。わが力なる主よ。私はあなたを慕います。主はわが巌、わが砦、わが救い主、身を避けるわが岩、わが神。わが盾、わが救いの角、わがやぐら。(詩篇18:1-2) ドラえもんの秘密道具に「デンデンハウス」というものがあった。 カタツムリの殻の形を…

目覚めるとき、御姿に満ち足りる

しかし私は、義のうちに御顔を仰ぎ見、目覚めるとき、御姿に満ち足りるでしょう。(詩篇17:15) 17篇は「ダビデの祈り」(表題)であるが、理不尽な攻撃に対しどのように対処したらよいのかを教えてくれる。 このときダビデは、敵に追い詰められていた。 瞳…

私はいつも、主を前に

私はいつも、主を前にしています。主が私の右におられるので、私は揺るがされることがありません。(詩篇16:8) 先日から述べているように、ダビデの生涯は、けっして幸福とはいえないものだった。 彼は常に戦いの中にあり、多くの時を敵に追われて過ごした…

心の中の真実を語る人

主よ。だれが、あなたの幕屋に宿るのでしょうか。だれが、あなたの聖なる山に住むのでしょうか。全き者として歩み、義を行い、心の中の真実を語る人。(詩篇15:1-2) 15篇でダビデは、「聖なる山に住む」人とはどういう人か、について語っている。 2節の「…

善を行う者はいない

主は天から人の子らを見下ろされた。悟る者、神を求める者がいるかどうかと。すべての者が離れて行き、だれもかれも無用の者となった。善を行う者はいない。だれ一人いない。(詩篇14:2-3) 14篇の冒頭は、とても印象的だ。 愚か者は心の中で「神はいない」…

あなたの恵みに依り頼みます

私はあなたの恵みに依り頼みます。私の心はあなたの救いを喜びます。(詩篇13:5) 13篇は、6節あまりの短い詩篇だ。 2節ずつ、三段階に分けてみよう。 嘆きの告白(1-2) 主への訴え(3-4) 主への信頼と賛美(5-6) ダビデは、まずはじめに、辛い気持ちを…

へつらいの唇と傲慢の舌

主が、へつらいの唇と傲慢の舌をことごとく断ち切ってくださいますように。(詩篇12:3) この詩篇のテーマは、「唇」「言葉」だ。 主よ。お救いください。敬虔な人は後を絶ち、誠実な人は人の子らの中から消え去りました。(1) 時代はどんどん悪くなる一方…

主に私は身を避ける

主に私は身を避ける。(詩篇11:1) 主に信頼するのか、それとも主以外の何かに信頼するのか、11篇はそれを問うている。 どうしてあなたがたは私のたましいに言うのか。「鳥のように、自分の山に飛んで行け。それ見よ。悪者どもが弓を張り、弦に矢をつがえ、…

あなたのさばきは高すぎて

彼の道はいつも栄え、あなたのさばきは高すぎて、彼の目に入りません。敵という敵を、彼は吹き飛ばしてしまいます。(詩篇10:5) 聖書がすごいと思うのは、神を信じる者たちが体験するありとあらゆる悩み苦しみが描かれていることだ。 それも、たとえばこの…

心を尽くして、私は主に感謝を

心を尽くして、私は主に感謝をささげます。あなたの奇しいみわざのすべてを語り告げます。(詩篇9:1) 「心を尽くして、主に感謝をささげる」とのダビデの言葉に、はっとなった。 わたしは、「心を尽くして」感謝しているだろうか。 たしかに、祈りのなかで…

あなたの御名は全地にわたり

主よ、私たちの主よ。あなたの御名は全地にわたり、なんと力に満ちていることでしょう。あなたのご威光は天でたたえられています。(詩篇8:1) 8篇は、創造主としての神をほめたたえる賛歌だ。 「全地」を見るとき、人はだれでも、意識するしないにかかわら…

神は心の直ぐな人を救われます

私の盾は神にあり、神は心の直ぐな人を救われます。(詩篇7:10) 7篇においてダビデは、神の義とさばきについて歌っている。 私の神、主よ。私はあなたに身を避けます。どうか、追い迫るすべての者から私を救い、助け出してください。(1) 彼は、多くの敵…

私は衰えています

主よ。私をあわれんでください。私は衰えています。主よ。私を癒やしてください。私の骨は恐れおののいています。(詩篇6:2) 主を生き生きと覚えることができず、遠くに感じることがある。 祈りは形式的になり、みことばも心に響かない。 その原因はひとえ…

あなたに身を避ける者がみな喜び

どうか、あなたに身を避ける者がみな喜び、とこしえまでも喜び歌いますように。あなたが彼らをかばってくださり、御名を愛する者たちが、あなたを誇りますように。(詩篇5:11) ダビデという人の特徴は、とても素直なことだ。 自分の弱さも、汚さも、主の前…

ご自分の聖徒を特別に

知れ。主はご自分の聖徒を特別に扱われるのだ。私が呼ぶとき、主は聞いてくださる。(詩篇4:3) 4篇の表題には、こうある。 指揮者のために。弦楽器に合わせて。ダビデの賛歌。(表題) ダビデは竪琴の名手だった。(1サムエル16:23) 音楽を愛し、音楽を…