みつばさのかげ

一日一章、聖書のみことばから感動したこと、考えさせられたことなどを綴ります。

使徒の働き

朝から晩まで

そこで彼らは日を定めて、さらに大勢でパウロの宿にやって来た。パウロは、神の国のことを証しし、モーセの律法と預言者たちの書からイエスについて彼らを説得しようと、朝から晩まで説明を続けた。(使徒28:23) 四週間にわたって読んできた『使徒の働き』…

元気を出しなさい

「ですから、皆さん、元気を出しなさい。私は神を信じています。私に語られたことは、そのとおりになるのです。」(使徒27:25) この章も、『使徒の働き』の中でもきわだって印象的な章だ。 イタリアに向かって出航した267人を乗せた船が、大嵐に遭い、二週…

真実で理にかなったことば

パウロは言った。「フェストゥス閣下、私は頭がおかしくはありません。私は、真実で理にかなったことばを話しています。」(使徒26:25) アグリッパ王とその妹ベルニケ、総督フェストゥス、千人隊長、町の有力者たちが謁見室に集まった。(使徒25:23) そ…

そのイエスが生きていると

「ただ、彼と言い争っている点は、彼ら自身の宗教に関すること、また死んでしまったイエスという者のことで、そのイエスが生きているとパウロは主張しているのです。」(使徒25:19) カイサリアに拘留されたパウロは、実に二年間も放置された。(使徒24:27…

責められることのない良心

「そのために、私はいつも、神の前にも人の前にも責められることのない良心を保つように、最善を尽くしています。」(使徒24:16) 法廷で、パウロは上のように述べた。 「神の前にも人の前にも責められることのない良心を保つ」とはさすがパウロと感心する…

勇気を出しなさい

その夜、主がパウロのそばに立って、「勇気を出しなさい。あなたは、エルサレムでわたしのことを証ししたように、ローマでも証しをしなければならない」と言われた。(使徒23:11) あるときはユダヤ人の群衆に向かって、またあるときは議会の権力者たちに向…

行きなさい

「私が『主よ、私はどうしたらよいでしょうか』と尋ねると、主は私に言われました。『起き上がって、ダマスコに行きなさい。あなたが行うように定められているすべてのことが、そこであなたに告げられる』と。」(使徒22:10) 騒動の中、パウロは階段の上か…

主イエスの名のためなら

するとパウロは答えた。「あなたがたは、泣いたり私の心をくじいたりして、いったい何をしているのですか。私は主イエスの名のためなら、エルサレムで縛られるだけでなく、死ぬことも覚悟しています。」(使徒21:13) エルサレムに向かおうとするパウロを、…

走るべき道のりを走り尽くし

「けれども、私が自分の走るべき道のりを走り尽くし、主イエスから受けた、神の恵みの福音を証しする任務を全うできるなら、自分のいのちは少しも惜しいとは思いません。」(使徒20:24) パウロは、エルサレムに戻る途中、エペソの長老たちを呼び寄せた。 …

主のことばは力強く広まり

そして、信仰に入った人たちが大勢やって来て、自分たちのしていた行為を告白し、明らかにした。また魔術を行っていた者たちが多数、その書物を持って来て、皆の前で焼き捨てた。その値段を合計すると、銀貨五万枚になった。こうして、主のことばは力強く広…

神の道をもっと正確に

この人は主の道について教えを受け、霊に燃えてイエスのことを正確に語ったり教えたりしていたが、ヨハネのバプテスマしか知らなかった。彼は会堂で大胆に語り始めた。それを聞いたプリスキラとアキラは、彼をわきに呼んで、神の道をもっと正確に説明した。…

すべての人に悔い改めを命じて

「神は、そのような無知の時代を見過ごしておられましたが、今はどこででも、すべての人に悔い改めを命じておられます。」(使徒17:30) アテネにやって来たパウロは、町のようすを見て憤った。 さて、パウロはアテネで二人を待っていたが、町が偶像でいっ…

神を賛美する歌を歌って

真夜中ごろ、パウロとシラスは祈りつつ、神を賛美する歌を歌っていた。ほかの囚人たちはそれに聞き入っていた。(使徒16:25) この文章は、『使徒の働き』の中でも、個人的にもっとも好きなところだ。 伝道旅行で、パウロとシラスはピリピにやって来た。 そ…

負いきれなかったくびき

「そうであるなら、なぜ今あなたがたは、私たちの先祖たちも私たちも負いきれなかったくびきを、あの弟子たちの首に掛けて、神を試みるのですか。私たちは、主イエスの恵みによって救われると信じていますが、あの人たちも同じなのです。」(使徒15:10-11)…

すべてのものを造られた生ける神

「皆さん、どうしてこんなことをするのですか。私たちもあなたがたと同じ人間です。そして、あなたがたがこのような空しいことから離れて、天と地と海、またそれらの中のすべてのものを造られた生ける神に立ち返るように、福音を宣べ伝えているのです。」(…

熱心な祈り

こうしてペテロは牢に閉じ込められていたが、教会は彼のために、熱心な祈りを神にささげていた。(使徒12:5) ヘロデ王が、使徒ヤコブを捕え、殺害した。 とうとう、十二使徒のひとりが殺されたのだ。 さらにつづいて、ペテロがつかまった。 殺されるのは、…

信じる者はみな義と認められる

「ですから、兄弟たち、あなたがたに知っていただきたい。このイエスを通して罪の赦しが宣べ伝えられているのです。また、モーセの律法を通しては義と認められることができなかったすべてのことについて、この方によって、信じる者はみな義と認められるので…

異邦人にもお与えになったのだ

人々はこれを聞いて沈黙した。そして「それでは神は、いのちに至る悔い改めを異邦人にもお与えになったのだ。」と言って、神をほめたたえた。(使徒11:18) 「ぼくのお父さんは、ぼくだけを愛してくれる、ぼくだけのお父さんだ」と思っている子に、「実は、…

すべての人の主

そこで、ペテロは口を開いてこう言った。「これで私は、はっきり分かりました。神はえこひいきをする方ではなく、どこの国の人であっても、神を恐れ、正義を行う人は、神に受け入れられます。神は、イスラエルの子らにみことばを送り、イエス・キリストによ…

なぜわたしを迫害するのか

彼は地に倒れて、自分に語りかける声を聞いた。「サウロ、サウロ、なぜわたしを迫害するのか。」彼が「主よ、あなたはどなたですか。」と言うと、答えがあった。「わたしは、あなたが迫害しているイエスである。」(使徒9:4-5) 9章では、いよいよ、有名な…

散らされた人たち

散らされた人たちは、みことばの福音を伝えながら巡り歩いた。(使徒8:4) ステパノが殺害されたその日、エルサレムの兄弟姉妹たちに対する大迫害が起こった。 逃れた者たちは、「ユダヤとサマリヤの諸地方に散らされた」(1)。 しかし、これがきっかけと…

人の子が神の右に立っておられる

しかし、聖霊に満たされていたステパノは、天を見つめ、神の栄光と、神の右に立っておられるイエスとを見て、こう言った。「見なさい。天が開けて、人の子が神の右に立っておられるのが見えます。」(使徒7:55-56) 7章は、『使徒の働き』の中で、もっとも…

彼の顔は御使いの顔のように

議会で席についていた人々はみな、ステパノに目を注いだ。すると彼の顔は御使いの顔のように見えた。(使徒6:15) まるで連続ドラマの終盤のように、みなの目がステパノに集まり、彼の顔がクローズアップされて6章が終わる。 文才光る、ルカの真骨頂だ。 …

イエスがキリストであることを

そこで、使徒たちは、御名のためにはずかしめられるに値する者とされたことを喜びながら、議会から出て行った。そして、毎日、宮や家々で教え、イエスがキリストであることを宣べ伝え続けた。(使徒5:41-42) 使徒たちをとおして行なわれる神のわざは、大変…

イエスとともに

彼らはペテロとヨハネとの大胆さを見、またふたりが無学な、普通の人であるのを知って驚いたが、ふたりがイエスとともにいたのだ、ということがわかってきた。(使徒4:13) つい数週間前、女中の言葉に震え上がって「そんな人は知らない」と言い張ったペテ…

私にあるものをあげよう

ペテロは、ヨハネとともにその人を見つめて、「私たちを見なさい」と言った。彼は何かもらえると期待して、二人に目を注いだ。すると、ペテロは言った。「金銀は私にはない。しかし、私にあるものをあげよう。ナザレのイエス・キリストの名によって立ち上が…

そのことの証人です

「神はこのイエスをよみがえらせました。私たちはみな、そのことの証人です。」(使徒2:32) イエスさまの約束どおり、弟子たちに聖霊がくだった。 聖霊で満たされた彼らは、さまざまな国の言葉で語り始めた。 いぶかしげに見つめるユダヤ人たちを前に、ペ…

みな心を合わせ

これまでヨハネ、マタイ、マルコ、ルカの順で四福音書を一章ずつ読んできました。なぜヨハネ伝が最初だったのかといえば、このブログを書こうと思い立ったときに読み始めたのがたまたまヨハネ伝だった、というだけです。 今となっては、この順で良かったと思…