みつばさのかげ

一日一章、聖書のみことばから感動したこと、考えさせられたことなどを綴ります。

レビ記

特別な誓願を立てるとき

「イスラエルの子らに告げよ。人が人間の評価額にしたがって主に特別な誓願を立てるときには、その評価額を次のとおりにする。二十歳から六十歳までの男子なら、その評価額は聖所のシェケルで銀五十シェケル。」(レビ記27:2-3) レビ記も、本章で最後とな…

わたしの命令を守り、それらを行うなら

「もし、あなたがたがわたしの掟に従って歩み、わたしの命令を守り、それらを行うなら、わたしは時にかなってあなたがたに雨を与える。それにより地は産物を出し、畑の木々はその実を結ぶ。」(レビ記26:3-4) 26章には、二つの道について記されている。 一…

買戻しの権利

「土地は、買戻しの権利を放棄して売ってはならない。土地はわたしのものである。あなたがたは、わたしのもとに在住している寄留者だからである。あなたがたの所有するどの土地においても、土地を買い戻す権利を認めなければならない。」(レビ記25:23-24)…

目には目を、歯には歯を

「骨折には骨折を、目には目を、歯には歯を。人に傷を負わせたのと同じように、自分もそうされなければならない。」(レビ記24:20) 「目には目を、歯には歯を」。 クリスチャンでなくとも知っている言葉であろう。 この有名な言葉が、ここに出てくる。 今…

主の例祭

「イスラエルの子らに告げよ。あなたがたが聖なる会合として召集する主の例祭、すなわちわたしの例祭は次のとおりである。」(レビ記23:2) 23章は、「主の例祭」についてのことばだ。 例祭は、全部で七つある。 ざっと見てみよう。 過越の祭り(5)/第一…

からだに水を浴びずに聖なるものを食べてはならない

「これに触れた者は夕方まで汚れる。その人は、からだに水を浴びずに聖なるものを食べてはならない。」(レビ記22:6) 祭司は、民がささげ物として持って来たものを神に献げたあと、その残りを自分たちの食物とした。 22章は、そのような祭司の食物に関する…

神の名を汚してはならない

「彼らは自分の神に対して聖でなければならない。また自分の神の名を汚してはならない。彼らは、主への食物のささげ物、すなわち彼らの神のパンを献げるからである。彼らは聖でなければならない。」(レビ記21:6) こうして『レビ記』を読んでくると、単に…

追い出そうとしている異邦の民

「あなたがたは、わたしがあなたがたの前から追い出そうとしている異邦の民の掟に従って歩んではならない。彼らがこれらすべてのことを行ったので、わたしは彼らを甚だしく嫌った。」(レビ記20:23) ここでは、18章以降で語られた禁止事項がくり返され、そ…

落ち穂を拾い集めてはならない

「あなたがたが自分の土地の収穫を刈り入れるときは、畑の隅々まで刈り尽くしてはならない。収穫した後の落ち穂を拾い集めてはならない。」(レビ記19:9) 19章は、十戒をよりわかりやすく紐解いたような箇所だ。 上のみことばは、印象的だ。 なぜ落ち穂を…

身を汚してはならない

「あなたがたは、これらの何によっても身を汚してはならない。わたしがあなたがたの前から追い出そうとしている異邦の民は、これらのすべてのことによって汚れていて、その地も汚れている。それで、わたしはその地をその咎のゆえに罰し、その地はそこに住む…

肉のいのちは血の中にある

「実に、肉のいのちは血の中にある。わたしは、祭壇の上であなたがたのたましいのために宥めを行うよう、これをあなたがたに与えた。いのちとして宥めを行うのは血である。」(レビ記17:11) キリスト教とかクリスチャンなどというと、多くの人はどこかきれ…

第七の月の十日

「次のことは、あなたがたにとって永遠の掟となる。第七の月の十日には、あなたがたは自らを戒めなければならない。この国に生まれた者も、あなたがたの中に寄留している者も、いかなる仕事もしてはならない。この日は、あなたがたをきよめようと、あなたが…

その汚れから離れさせなさい

「あなたがたは、イスラエルの子らをその汚れから離れさせなさい。彼らが、彼らのただ中にあるわたしの幕屋を汚し、自分たちの汚れで死ぬことのないようにするためである。」(レビ記15:31) よく読むと、怖いみことばである。 汚れた者が幕屋に入ると「死…

生きている小鳥を野に放す

「それを、ツァラアトからきよめられる者の上に七度かけ、彼をきよいと宣言し、さらにその生きている小鳥を野に放す。」(レビ記14:7) 14章は、「ツァラアトに冒された者がきよめられるときのおしえ」(1)だ。 「祭司が調べて、もしツァラアトに冒された…

ツァラアト

「祭司は、そのからだの皮膚の患部を調べる。その患部の毛が白く変わり、患部がそのからだの皮膚よりも深いところに見えているなら、それはツァラアトに冒された患部である。祭司はそれを調べ、彼を汚れていると宣言する。」(レビ記13:3) 「ツァラアト」…

子を産む女についてのおしえ

「祭司はこれを主の前に献げ、彼女のために宥めを行い、彼女はその出血の汚れからきよくなる。これが、男の子であれ女の子であれ、子を産む女についてのおしえである。」(レビ記12:7) 12章は、産後の女性に関する規定である。 「イスラエルの子らに告げよ…

わたしが聖であるからだ

「わたしはあなたがたの神、主であるからだ。あなたがたは自分の身を聖別して、聖なる者とならなければならない。わたしが聖であるからだ。あなたがたは、地の上を這ういかなる群がるものによっても、自分自身を汚してはならない。」(レビ記11:44) この11…

異なる火

さて、アロンの子ナダブとアビフはそれぞれ自分の火皿を取り、中に火を入れ、上に香を盛って、主が彼らに命じたものではない異なる火を主の前に献げた。(レビ記10:1) ナダブとアビフは、「異なる火」を献げるという勝手なことをした。 その結果は、悲劇的…

主の栄光があなたがたに現れる

モーセは言った。「これは、あなたがたが行うようにと主が命じられたことである。そのようにすれば、主の栄光があなたがたに現れる。」(レビ記9:6) 祭司の任職式は、7日間にわたって行われた。 八日目になってモーセはアロンとその子ら、およびイスラエル…

右の耳たぶと右手の親指と右足の親指

それが屠られると、モーセはその血を取り、それをアロンの右の耳たぶと右手の親指と右足の親指に塗った。さらに、モーセはアロンの子らを近づかせ、その血を彼らの右の耳たぶ、右手の親指と右足の親指に塗った。(レビ記8:23-24) 8章には、アロンとその子…

祭司が、ある人の全焼のささげ物を献げる場合

「祭司が、ある人の全焼のささげ物を献げる場合、献げた全焼のささげ物の皮はその祭司のものとなる。」(レビ記7:8) ここまで種々のささげ物について見てきたが、7章はそのまとめのような箇所だ。 1章のところでも述べたように、これらの細かな規定を読む…

主の信頼を裏切るとき

「人が罪に陥っていて主の信頼を裏切るとき、すなわち、預かり物や担保の者やかすめた物について同胞を欺いたり、あるいは同胞を脅迫してゆすり取ったり、あるいは落とし物を見つけながらも欺いたりするなどして、人が罪に陥っていて行う事柄の一つについて…

軽々しく口で誓った場合

「また、害になることであれ益になることであれ、誓ったことが何であれ、人が軽々しく口で誓った場合、そのことを知ってはいたものの彼には隠れていて、後になってその一つについて責めを覚える場合――」(レビ記5:4) 引き続き、「罪のきよめのささげ物」に…

罪のきよめのささげ物

「族長が罪に陥って、その神、主がしてはならないと命じたすべてのうちの一つでも、気づかずに行ったが、後になって責めを覚える場合、または、自分が陥っている罪が知らされた場合には、ささげ物として傷のない雄やぎを連れて来る。そして、そのやぎの頭に…

交わりのいけにえ

「そのささげ物が交わりのいけにえの場合には、献げようとするのが牛であるなら、雄でも雌でも傷のないものを主の前に献げなければならない。」(レビ記3:1) 3章は、「交わりのいけにえ」についてだ。 以前の新改訳では「和解のいけにえ」となっており、…

塩をかけて献げなければならない

「穀物のささげ物はみな、塩で味をつけなさい。穀物のささげ物に、あなたの神の契約の塩を欠かしてはならない。あなたのどのささげ物も、塩をかけて献げなければならない。」(レビ記2:13) 1章の「全焼のささげ物」につづいて、2章は「穀物のささげ物」…

全焼のささげ物

「その人は自分が主の前に受け入れられるように、それを会見の天幕の入り口に連れて行き、その全焼のささげ物の頭に手を置く。それがその人のための宥めとなり、彼は受け入れられる。」(レビ記1:3-4) きょうから『レビ記』に入る。 『レビ記』と聞いて「…