みつばさのかげ

一日一章、聖書のみことばから感動したこと、考えさせられたことなどを綴ります。

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

世の欲は過ぎ去ります

世と、世の欲は過ぎ去ります。しかし、神のみこころを行う者は永遠に生き続けます。(1ヨハネ2:17) この言葉の前に、ヨハネはこう書いている。 あなたがたは世も世にあるものも、愛してはいけません。もしだれかが世を愛しているなら、その人のうちに御父…

自分には罪がないと言うなら

もし自分には罪がないと言うなら、私たちは自分自身を欺いており、私たちのうちに真理はありません。(1ヨハネ1:8) 『ヨハネの手紙第一』に入った。 この手紙も“ザッと読み”で、まずは骨格をつかむ。 すると、次のような状況に対して書かれたことが、浮か…

主の忍耐は救いである

また、私たちの主の忍耐は救いであると考えなさい。(2ペテロ3:14) ペテロは、主がまだ来臨されないのは、ひとりでも滅びることを望まれない「主の忍耐」の現れだと書いた。 主は、ある人たちが遅れていると思っているように、約束したことを遅らせている…

偽教師が現れます

しかし、御民の中には偽預言者も出ました。同じように、あなたがたの中にも偽教師が現れます。彼らは、滅びをもたらす異端をひそかに持ち込むようになります。自分たちを買い取ってくださった主さえも否定し、自分たちの身に速やかな滅びを招くのです。(2ペ…

召しと選びを確かなものとするように

ですから、兄弟たち。自分たちの召しと選びを確かなものとするように、いっそう励みなさい。これらのことを行っているなら、決してつまずくことはありません。(2ペテロ1:10) 『ペテロの手紙第一』につづいて、『ペテロの手紙第二』に入る。 教会の信者た…

神があなたがたのことを心配してくださる

あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。(1ペテロ5:7) かつてヨブは、こう告白した。 女から生まれた人間は、その齢が短く、心乱されることで満ちています。(ヨブ14:1) また、ダビデ王は…

万物の終わりが近づきました

万物の終わりが近づきました。ですから、祈りのために、心を整え身を慎みなさい。(1ペテロ4:7) 聖書ほどスケールの大きな書物は、ほかにないと思う。 なにせ「万物の終わり」について言及しているのだから。 神をかんたんに否定している現代人から見れば…

祝福を受け継ぐために召された

悪に対して悪を返さず、侮辱に対して侮辱を返さず、逆に祝福しなさい。あなたがたは祝福を受け継ぐために召されたのです。(1ペテロ3:9) 悪に対して悪を返さず、「キリストにある善良な生き方」を示すように努めよ、これがこの手紙の主要なテーマだ。 ただ…

その足跡に従うようにと

このためにこそ、あなたがたは召されました。キリストも、あなたがたのために苦しみを受け、その足跡に従うようにと、あなたがたに模範を残された。(1ペテロ2:21) ペテロは、試練の中にある兄弟姉妹たちに、次のように語りかけた。 異邦人の中にあって立…

私たちを新しく生まれさせ

私たちの主イエス・キリストの父である神がほめたたえられますように。神は、ご自分の大きなあわれみのゆえに、イエス・キリストが死者の中からよみがえられたことによって、私たちを新しく生まれさせ、生ける望みを持たせてくださいました。(1ペテロ1:3)…

主が来られる時まで耐え忍びなさい

ですから、兄弟たち。主が来られる時まで耐え忍びなさい。見なさい。農夫は大地の貴重な実りを、初めの雨や後の雨が降るまで耐え忍んで待っています。あなたがたも耐え忍びなさい。心を強くしなさい。主が来られる時が近づいているからです。(ヤコブ5:7-8…

世を愛することは神に敵対すること

節操のない者たち。世を愛することは神に敵対することだと分からないのですか。世の友となりたいと思う者はだれでも、自分を神の敵としているのです。(ヤコブ4:4) ここでいう「世」とは、「この世の神」(2コリント4:4)である悪魔が支配する世界のこと…

舌を制する

しかし、舌を制することができる人は、だれもいません。舌は休むことのない悪であり、死の毒で満ちています。(ヤコブ3:8) 3章では、「舌」「口」「ことば」が主要なテーマとなっている。 これらに関する戒めは、旧約、新約を問わず、聖書には数え切れな…

行いのないあなたの信仰

しかし、「ある人には信仰があるが、ほかの人には行いがあります」と言う人がいるでしょう。行いのないあなたの信仰を私に見せてください。私は行いによって、自分の信仰をあなたに見せてあげます。(ヤコブ2:18) このみことばから、はっきり分かることが…

みことばを行う人

みことばを行う人になりなさい。自分を欺いて、ただ聞くだけの者となってはいけません。(ヤコブ1:22) 『ヤコブの手紙』に入る。 全部で5章ということで、"ザッと読み"もしやすい。 イエスさまの肉の弟、ヤコブが著者だ。 新約聖書の他の手紙に比べても比…

来たるべき都

私たちは、いつまでも続く都をこの地上に持っているのではなく、むしろ来たるべき都を求めているのです。それなら、私たちはイエスを通して、賛美のいけにえ、御名をたたえる唇の果実を、絶えず神にささげようではありませんか。(ヘブル13:14-15) 『ヘブ…

訓練として耐え忍びなさい

訓練として耐え忍びなさい。神はあなたがたを子として扱っておられるのです。父が訓練しない子がいるでしょうか。(ヘブル12:7) 兄弟姉妹たちは、このとき何らかの苦難に遭遇していた。 それは激しい迫害だったかもしれないことが、3・4節から推察される。…

ご自分を求める者には報いてくださる方

信仰がなければ、神に喜ばれることはできません。神に近づく者は、神がおられることと、神がご自分を求める者には報いてくださる方であることを、信じなければならないのです。(ヘブル11:6) 11章は、「信仰の章」としてよく知られる。 「信仰者列伝」とも…

私たちは聖なるもの

このみこころにしたがって、イエス・キリストのからだが、ただ一度だけ献げられたことにより、私たちは聖なるものとされています。(ヘブル10:10) 10章でも引き続き、キリストの救いの完全性が説かれる。 律法には来たるべき良きものの影はあっても、その…

ご自分をいけにえとして

しかし今、キリストはただ一度だけ、世々の終わりに、ご自分をいけにえとして罪を取り除くために現れてくださいました。(ヘブル9:26) 前章で、モーセの律法によるものは本物の模型であったことにふれたが、9章にははっきりとそう書いてある。 キリストは…

よりすぐれた契約の仲介者

しかし今、この大祭司は、よりすぐれた契約の仲介者であるだけに、その分、はるかにすぐれた奉仕を得ておられます。その契約は、よりすぐれた約束に基づいて制定されたものです。(ヘブル8:6) ここに、「よりすぐれた契約」「はるかにすぐれた奉仕」「より…

まさに必要な方

このような方、敬虔で、悪も汚れもなく、罪人から離され、また天よりも高く上げられた大祭司こそ、私たちにとってまさに必要な方です。(ヘブル7:26) ヘブル書の著者は、5章で次にように書いていた。 このメルキゼデクについて、私たちには話すことがたく…

力強い励ましを受けるため

それは、前に置かれている希望を捕らえようとして逃れて来た私たちが、約束と誓いという変わらない二つのものによって、力強い励ましを受けるためです。その二つについて、神が偽ることはありません。(ヘブル6:18) 1章のところでも書いたが、『ヘブル人…

苦しみによって従順を学び

キリストは御子であられるのに、お受けになった様々な苦しみによって従順を学び、完全な者とされ、ご自分に従うすべての人にとって永遠の救いの源となり、メルキゼデクの例に倣い、神によって大祭司と呼ばれました。(ヘブル5:8-10) 4章では、「神の子イエ…

大胆に恵みの御座に近づこう

私たちの大祭司は、私たちの弱さに同情できない方ではありません。罪は犯しませんでしたが、すべての点において、私たちと同じように試みにあわれたのです。ですから私たちは、あわれみを受け、また恵みをいただいて、折にかなった助けを受けるために、大胆…

心を頑なにしてはならない

ですから、聖霊が言われるとおりです。「今日、もし御声を聞くなら、あなたがたの心を頑なにしてはならない。荒野での試みの日に神に逆らったときのように。」(ヘブル3:7-8) 『ヘブル人への手紙』の特徴は、聖書(旧約聖書)からの引用が多いことだ。 ユ…

こんなにすばらしい救い

御使いたちを通して語られたみことばに効力があり、すべての違反と不従順が当然の処罰を受けたのなら、こんなにすばらしい救いをないがしろにした場合、私たちはどうして処罰を逃れることができるでしょう。この救いは、初めに主によって語られ、それを聞い…

御使いよりもすぐれた方

御子が受け継いだ御名は、御使いたちの名よりもすばらしく、それだけ御使いよりもすぐれた方となられました。(ヘブル1:4) 今回から、『ヘブル人への手紙』に入る。 『ローマ人への手紙』のときと同じような、ある種の緊張感がある。 居ずまいを正されると…