みつばさのかげ

一日一章、聖書のみことばから感動したこと、考えさせられたことなどを綴ります。

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

大きな淵

「そればかりでなく、私たちとおまえたちの間には、大きな淵があります。ここからそちらへ渡ろうとしても、渡れないし、そこからこちらへ越えて来ることもできないのです。」(ルカ16:26) ルカ伝16章19~31節は、ぜいたくな金持ちと貧乏人ラザロの、死後の…

罪人たちを受け入れて

さて、取税人、罪人たちがみな、イエスの話を聞こうとして、みもとに近寄ってきた。すると、パリサイ人、律法学者たちは、つぶやいて言った。「この人は、罪人たちを受け入れて、食事までいっしょにする。」(ルカ15:1-2) 「取税人、罪人たち」は、当時の…

塩が塩けをなくしたら

「ですから、塩は良いものですが、もしその塩が塩けをなくしたら、何によってそれに味をつけるのでしょうか。土地にも肥やしにも役立たず、外に投げ捨てられてしまいます。聞く耳のある人は聞きなさい。」(ルカ14:34-35) 台所に置いてある塩が塩けを失っ…

安息日にいやされたのを憤って

すると、それを見た会堂管理者は、イエスが安息日にいやされたのを憤って、群衆に言った。「働いてよい日は六日です。その間に来て直してもらうがよい。安息日には、いけないのです。」(ルカ13:14) 18年間も腰が曲がったままの女を、イエスさまはいやされ…

神の前に富まない者

「しかし、神は彼に言われた。『愚か者。おまえのたましいは、今夜おまえから取り去られる。そうしたら、お前が用意した物は、いったいだれのものになるのか。』自分のためにたくわえても、神の前に富まない者はこのとおりです。」(ルカ12:20-21) 身内で…

からだのあかり

「からだのあかりは、あなたの目です。目が健全なら、あなたの全身が明るいが、しかし、目が悪いと、からだも暗くなります。だから、あなたのうちの光が、暗やみにならないように気をつけなさい。」(ルカ11:34-35) どんなにきらびやかな服で着飾っても、…

どうしても必要なこと

主は答えて言われた。「マルタ、マルタ。あなたは、いろいろなことを心配して、気を使っています。しかし、どうしても必要なことはわずかです。いや、一つだけです。マリヤはその良いほうを選んだのです。彼女からそれを取り上げてはいけません。」(ルカ10…

彼の言うことを聞きなさい

彼がこう言っているうちに、雲がわき起こってその人々をおおった。彼らが雲に包まれると、弟子たちは恐ろしくなった。すると雲の中から、「これは、わたしの愛する子、わたしの選んだ者である。彼の言うことを聞きなさい。」と言う声がした。(ルカ9:34-35…

悪霊につかれている男

こうして彼らは、ガリラヤの向こう側のゲラサ人の地方に着いた。イエスが陸に上がられると、この町の者で悪霊につかれている男がイエスに出会った。彼は、長い間着物も着けず、家には住まないで、墓場に住んでいた。(ルカ8:26-27) この男の救いの記事で、…

涙で御足をぬらし始め

すると、その町にひとりの罪深い女がいて、イエスがパリサイ人の家で食卓に着いておられることを知り、香油のはいった石膏のつぼを持って来て、泣きながら、イエスのうしろで御足のそばに立ち、涙で御足をぬらし始め、髪の毛でぬぐい、御足に口づけして、香…

祈るために山に行き

このころ、イエスは祈るために山に行き、神に祈りながら夜を明かされた(ルカ6:12) 福音書には、イエスさまがひとり祈っておられたという記述が、しばしば出てくる。 しかし、イエスご自身は、よく荒野に退いて祈っておられた。(ルカ5:16) あるときは山…

神のことば

群衆がイエスに押し迫るようにして神のことばを聞いたとき、イエスはゲネサレ湖の岸べに立っておられたが、岸べに小舟が二そうあるのをご覧になった。漁師たちは、その舟から降りて網を洗っていた。イエスは、そのうちの一つの、シモンの持ち舟に乗り、陸か…

ひとりひとりに手を置いて

日が暮れると、いろいろな病気で弱っている者をかかえた人たちがみな、その病人をみもとに連れて来た。イエスは、ひとりひとりに手を置いて、いやされた。(ルカ4:40) 多くの人が、日が暮れたにもかかわらず、身内かもしくは友人か、自分では歩けないほど…

イエスもバプテスマをお受けになり

さて、民衆がみなバプテスマを受けていたころ、イエスもバプテスマをお受けになり、そして祈っておられると、天が開け、聖霊が鳩のような形をして、自分の上に下られるのをご覧になった。また、天から声がした。「あなたは、わたしの愛する子、わたしはあな…

御心にかなう人々

すると、たちまち、その御使いといっしょに、多くの天の軍勢が現われて、神を賛美して言った。「いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」(ルカ2:13-14) 羊飼いたちの、驚いて天を見上げる顔が、目に浮…

正確な事実

このブログは、一日一章ずつ福音書を読んで、考えさせられたことを綴るスタイルで書いています。ヨハネの福音書からはじめて、マタイ、マルコと進み、ちょうど2カ月が経ちました。書くことをとおして、ただ読んでいただけでは気づけなかった、みことばの確…

まずマグダラのマリヤに

さて、週の初めの日の朝早くによみがえったイエスは、まずマグダラのマリヤにご自分を現わされた。イエスは、以前に、この女から七つの悪霊を追い出されたのであった。(マルコ16:9) マグダラのマリヤは、ヤコブの母マリヤ、サロメらと連れ立って、油を塗…

ユダヤ人の王

彼らがイエスを十字架につけたのは、午前九時であった。イエスの罪状書きには、「ユダヤ人の王。」と書いてあった。(マルコ15:25-26) イエスさまは、大祭司の質問にこう答えておられる。 大祭司は、さらにイエスに尋ねて言った。「あなたは、ほむべき方の…

目をさまして、祈り続けなさい

それから、イエスは戻って来て、彼らの眠っているのを見つけ、ペテロに言われた。「シモン。眠っているのか。一時間でも目をさましていることができなかったのか。誘惑に陥らないように、目をさまして、祈り続けなさい。心は燃えていても、肉体は弱いのです…

目をさまし、注意していなさい

「気をつけなさい。目をさまし、注意していなさい。その定めの時がいつだか、あなたがたは知らないからです。」(マルコ13:33) イエスさまが、ご自身の再臨や世の終わりについて、その前兆を教えられた箇所だ。 ここでくり返し言われたのが、「目をさませ…

どの人よりもたくさん投げ入れました

すると、イエスは弟子たちを呼び寄せて、こう言われた。「まことに、あなたがたに告げます。この貧しいやもめは、献金箱に投げ入れていたどの人よりもたくさん投げ入れました。」(マルコ12:43) 当時の献金箱は、ラッパ状の投げ入れ口が並んだものだったそ…

すでに受けたと信じなさい

「だからあなたがたに言うのです。祈って求めるものは何でも、すでに受けたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになります。」(マルコ11:24) わたしは、クリスチャンになる前の二十歳前後の頃、キリストのことばをわずかではあるが知っていた。 これは…

あなたの信仰があなたを救ったのです

するとイエスは、彼に言われた。「さあ、行きなさい。あなたの信仰があなたを救ったのです。」すると、すぐさま彼は見えるようになり、イエスの行かれる所について行った。(マルコ10:52) 目の見えない人が、イエスさまによって見えるようにされた記事だ。…

みなのしんがりとなり

イエスはおすわりになり、十二弟子を呼んで、言われた。「だれでも人の先に立ちたいと思うなら、みなのしんがりとなり、みなに仕える者となりなさい。」(マルコ9:35) 「あのさー、お前はいつもイエスさまの隣りを歩こうとするけど、なに、一番弟子とでも…

まだ悟らないのですか

「四千人に七つのパンを裂いて上げたときは、パン切れを取り集めて幾つのかごがいっぱいになりましたか。」彼らは答えた。「七つです。」イエスは言われた。「まだ悟らないのですか。」(マルコ8:20-21) 四千人を七つのパンと少しの魚で満腹させたあと、イ…

食卓の下の小犬でも

しかし、女は答えて言った。「主よ。そのとおりです。でも、食卓の下の小犬でも、子どもたちのパンくずをいただきます。」(マルコ7:28) 娘を助けてやって欲しいと、イエスさまに訴える母親。 彼女はギリシヤ人、つまり異邦人であった。 するとイエスは言…

不信仰に驚かれた

それで、そこでは何一つ力あるわざを行なうことができず、少数の病人に手を置いていやされただけであった。イエスは彼らの不信仰に驚かれた。(マルコ6:5-6) イエスさまはあるとき、ひとりの男のりっぱな「信仰」に驚かれたことがある。 イエスは、これを…

お着物にさわることでもできれば

彼女は、イエスのことを耳にして、群衆の中に紛れ込み、うしろから、イエスの着物にさわった。「お着物にさわることでもできれば、きっと直る。」と考えていたからである。(マルコ5:27-28) だれもが、イエスさまのもとに殺到した。 イエスさまも弟子たち…

どうしてそんなにこわがるのです

イエスは起き上がって、風をしかりつけ、湖に、「黙れ、静まれ。」と言われた。すると風はやみ、大なぎになった。イエスは彼らに言われた。「どうしてそんなにこわがるのです。信仰がないのは、どうしたことです。」(マルコ4:39-40) イエスさまが嵐をしか…

安息日にしてよいのは

それから彼らに、「安息日にしてよいのは、善を行なうことなのか、それとも悪を行なうことなのか。いのちを救うことなのか、それとも殺すことなのか。」と言われた。彼らは黙っていた。(マルコ3:4) 「彼ら」とあるのは、イエスを訴える口実を狙っていた律…