みつばさのかげ

一日一章、聖書のみことばから感動したこと、考えさせられたことなどを綴ります。

主はわが巌、わが砦

彼は言った。わが力なる主よ。私はあなたを慕います。主はわが巌、わが砦、わが救い主、身を避けるわが岩、わが神。わが盾、わが救いの角、わがやぐら。(詩篇18:1-2)

 

ドラえもんの秘密道具に「デンデンハウス」というものがあった。

タツムリの殻の形をしていて、お尻につけるとスルスルと中に入ることができる。

中はとても快適で、近くに爆弾が落ちてもびくともしない・・・。

 

子ども心にも、(こんなのがあったらいいなぁ)と思ったのを覚えている。

子どもだろうが、大人だろうが、人はみな、“絶対的な守り”に憧れるのだ。

 

ダビデは、「主はわが巌、わが砦」と歌った。

彼にとって、絶対的な守りとは、主ご自身であった。

 

私は苦しみの中で主を呼び求め、わが神に叫び求めた。主はその宮で私の声を聞かれ、御前への叫びは、御耳に届いた。(6)

 

主は私の声を聞いてくださる、こう確信できる人は幸いだ。

いや、そう信じるからこそ、わたしたちもまた祈り求めるのだ。

 

地は揺るぎ、動いた。山々の基も震え、揺れた。主がお怒りになったからだ。・・・主は、天を押し曲げて降りて来られた。黒雲をその足の下にして。(7・9)

 

天地が揺るぐほどの怒りをもって、主が降りて来られる。

この私のためにこれほどまでに怒ってくださる、とダビデは歌った。 

それほどに私は主に愛され、守られている、と。

この確信を、わたしたちも勇気をもってわがものとしよう。

 

主は、私の義にしたがって私に報い、手のきよさにしたがって、顧みてくださいました。私は主の道を守り、私の神に対して悪を行いませんでした。主のすべてのさばきは私の前にあり、主のおきてを、私は遠ざけませんでした。私は主の前に全き者。自分の咎から身を守ります。主は、私の義にしたがって顧みてくださいました。御目の前の、この手のきよさにしたがって。(20)

 

主が私のために怒り、私を守ってくださるという確信は、日々の従順な歩みによって強められる。

主にまっすぐ向くことをせず、はすに構えた歩みをしながら、全き確信を持つことはできない。

 

あなたは、恵み深い者には恵み深く、全き者には全き方。清い者には清く、曲がった者にはねじ曲げる方。(25-26)

 

ダビデの強さの秘訣は、ひとえに、主への全き信頼にあった。

 

神は私に力を帯びさせ、私の道を全きものとされます。主は、私の足を雌鹿のようにし、高いところに立たせてくださいます。(32-33)

 

ダビデが仰いだ主は、わたしたちが仰ぐ同じお方だ。

ダビデの信仰に倣い、まっすぐに主を見上げよう。

 

主は生きておられる。ほむべきかな、わが岩。あがむべきかな、わが救いの神。(46)

 

 

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