それぞれの旗ごとに宿営し
イスラエルの子らは、すべて主がモーセに命じられたとおりに行い、それぞれの旗ごとに宿営し、それぞれその氏族ごと、一族ごとに進んで行った。(民数記2:34)
人口調査につづき、宿営のしかたについて、主は示された。
中央に天幕、天幕の最も近くにレビ人、それを囲む四方に氏族ごとに宿営場所が定められた。
- 東側/ユダ族、イッサカル族、ゼブルン族/186,400人
- 南側/ルベン族、シメオン族、ガド族/151,450人
- 西側/エフライム族、マナセ族、ベニヤミン族/108,100人
- 北側/ダン族、アシェル族、ナフタリ族/157,600人
興味深いのは、それぞれの四方は、ヤコブの妻やそばめなど、各部族が出たその母ごとに分けられていることだ。
このようなあり方から、主は「秩序」を重んじられる方だとわかる。
きょうは東の気分じゃないから北へ行こうとか、南は飽きたから西へ行こうなどということは許されなかった。
ちょうど、オーケストラに似ている。
バイオリンが「きょうは後ろで演奏します」とか、トランペットが「コントラバスの陰でやらせてください」などと言ったら、指揮者は困るし、良い演奏にはならないだろう。
それぞれの場所に意味があり、それらが美しいハーモニーを響かせるうえで大切なのだ。
パウロは次のように書いている。
神は混乱の神ではなく、平和の神なのです。(1コリント14:33)
ただ、すべてのことを適切に、秩序正しく行いなさい。(1コリント14:40)
「秩序」は「平和」に通ずる。
神は混乱の神ではない。
秩序を重んじ、調和を喜ばれる。
神のこのようなご性質を賛美し、感謝しよう。
見よ。なんという幸せ、なんという楽しさだろう。兄弟たちが一つになって、ともに生きることは。(詩篇133:1)