みつばさのかげ

一日一章、聖書のみことばから感動したこと、考えさせられたことなどを綴ります。

あなたを憎む者が、御前から逃げ去りますように

契約の箱が出発するときには、モーセはこう言った。「主よ、立ち上がってください。あなたの敵が散らされ、あなたを憎む者が、御前から逃げ去りますように。」またそれがとどまるときには、彼は言った。「主よ、お帰りください。イスラエルの幾千幾万もの民のもとに。」(民数記10:35-36)

 

10章には、「ラッパ」が登場する。

 

「銀のラッパを二本作りなさい。それを打ち物作りとしなさい。あなたはそれを用いて会衆を召し出したり、宿営を出発させたりしなければならない。」(2)

 

このラッパは、

  • 会衆や族長を招集する
  • 宿営が出発する
  • 侵略者との戦いに出る
  • 喜びの日、例祭と新月の日

などに吹かれた。

 

吹くのは、「祭司であるアロンの子ら」(8)である。

吹き手はきっと、子どもたちの憧れだっただろう。

 

出エジプトから二年目にの第二の月に、このラッパが吹かれる時が来た。

 

二年目の第二の月の二十日に、雲があかしの幕屋の上から離れて上った。それでイスラエルの子らはシナイの荒野を旅立った。雲はパランの荒野でとどまった。彼らは、モーセを通して示された主の命により初めて旅立った。(11-13)

 

このときから、雲に導かれて移動する旅が始まったのだ。

モーセは祈った。

 

契約の箱が出発するときには、モーセはこう言った。「主よ、立ち上がってください。あなたの敵が散らされ、あなたを憎む者が、御前から逃げ去りますように。」(35)

 

わたしたちもまた、日々の生活において、家を出て、世の務めに出向く。

そのときに、このモーセの祈りを祈るといいのではないか。

もちろん「敵」とは、何とかしてわたしたちを主から引き離そうとしている悪魔と悪霊どもである。

 

また帰宅してひと息つくときも、モーセの祈りをささげよう。

 

またそれがとどまるときには、彼は言った。「主よ、お帰りください。イスラエルの幾千幾万もの民のもとに。」(36)

 

主がともにいてくださることは、わたしたちにとって最大の安心であり、力だ。

モーセこそ、それをだれよりも実感していたにちがいない。

 

主はあなたを守る方、主はあなたの右の手をおおう陰。

昼も、日があなたを打つことはなく、夜も、月があなたを打つことはない。

主は、すべてのわざわいからあなたを守り、あなたのたましいを守られる。

主はあなたを、行くにも帰るにも、今よりとこしえまでも守られる。(詩篇121:5-8)

 

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