みつばさのかげ

一日一章、聖書のみことばから感動したこと、考えさせられたことなどを綴ります。

わたしがあなたへの割り当てであり

主はまたアロンに言われた。「あなたは彼らの地で相続地を持ってはならない。彼らのうちに何の割り当て地も所有してはならない。イスラエルの子らの中にあって、わたしがあなたへの割り当てであり、あなたへのゆずりである。」(民数記18:20)

 

これは、主からアロンに語られた、レビ人に対する言葉だ。

レビ人はカナンの地において、他の部族のように相続地を持つことを許されなかった。

「わたしがあなたへの割り当てであり、あなたへのゆずりである」と言われたのだ。

 

すごい言葉だが、これをレビ人は、どう受け取ったのだろうか。

 

大いなる祝福として、感謝をもって受け取った者もいただろう。

いっぽうで、おもしろくない思いで受け取った者もいたかもしれない。

 

わたしはどうだろうかと考える。

主を知っていること、主を与えられていること、永遠のいのち、罪の赦し、きよめ、天の御国、これらものがすでに与えられていることを心から喜んでいるだろうか。

 

まだまだこの世のものに未練がましい自分があることを、認めないわけにはいかない。

 

「人は、たとえ全世界を手に入れても、自分のいのちを失ったら何の益があるでしょうか。そのいのちを買い戻すのに、人は何を差し出せばよいのでしょうか。」(マタイ16:26)

 

レビ人は、土地という目に見えるものを持たなかった。

信仰によって、ゆずりの地である主を受け取ったのだ。

 

わたしたちもまた、神の賜物を信仰によって受け取り、どれほどすばらしいものが与えられているかを考えよう。

 

割り当ての地は定まりました。私の好む所に。実にすばらしい、私へのゆずりの地です。・・・私はいつも、主を前にしています。主が私の右におられるので、私は揺るがされることがありません。(詩篇16:6・8)

 

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