みつばさのかげ

一日一章、聖書のみことばから感動したこと、考えさせられたことなどを綴ります。

創世記

これは私の妹です

アブラハムは、自分の妻サラのことを「これは私の妹です」と言ったので、ゲラルの王アビメレクは、人を遣わしてサラを召し入れた。(創世記20:2) ソドムとゴモラのさばきの後、アブラハムは「ネゲブの地方」に移り住んだ。 そこで、またしても妻のことを妹…

いのちがけで逃げなさい

彼らを外に連れ出したとき、その一人が言った。「いのちがけで逃げなさい。うしろを振り返ってはいけない。この低地のどこにも立ち止まってはならない。山に逃げなさい。そうでないと滅ぼされてしまうから。」(創世記19:17) アブラハムのとりなしにより、…

滅ぼしはしない。その十人のゆえに

また彼は言った。「わが主よ。どうかお怒りにならないで、もう一度だけ私に言わせてください。もしかすると、そこに見つかるのは十人かもしれません。」すると言われた。「滅ぼしはしない。その十人のゆえに。」(創世記18:32) 18章では、不思議な「三人の…

あなたはわたしの前に歩み、全き者であれ

さて、アブラムが九十九歳のとき、主はアブラムに現れ、こう言われた。「わたしは全能の神である。あなたはわたしの前に歩み、全き者であれ。わたしは、わたしの契約を、わたしとあなたとの間に立てる。わたしは、あなたを大いに増やす。」(創世記17:1-2)…

女奴隷であるエジプト人ハガル

アブラムの妻サライは、アブラムがカナンの地に住んでから十年後に、彼女の女奴隷であるエジプト人ハガルを連れて来て、夫アブラムに妻として与えた。(創世記16:3) 創世記を読みながら思う。 どの章も重い。 さすがに聖書の最初の書物だけあって、その後…

アブラムは主を信じた

アブラムは主を信じた。それで、それが彼の義と認められた。(創世記15:6) この一節は、聖書全体がかかってくる重要なことばだ。 パウロが「信仰による義」の論証に引用しなければ、ほとんど忘れられていたかもしれない。 これらの出来事の後、主のことば…

サレムの王メルキゼデク

また、サレムの王メルキゼデクは、パンとぶどう酒を持って来た。彼はいと高き神の祭司であった。(創世記14:18) アダムを初代とすると、ノアは10代目となる。(5章参照) その頃には地上に悪が増大したため、神はノアの家族以外の人類を一掃された。 次に…

あなたが左なら、私は右に

「全地はあなたの前にあるではないか。私から別れて行ってくれないか。あなたが左なら、私は右に行こう。あなたが右なら、私は左に行こう。」(創世記13:9) アブラムは飢饉を避けてエジプトに行き、そこでも主の祝福により富む者となった。(12章10・16節…

あなたは祝福となりなさい

主はアブラムに言われた。「あなたは、あなたの土地、あなたの親族、あなたの父の家を離れて、わたしが示す地へ行きなさい。そうすれば、わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとする。あなたは祝福となりなさい。」…

頂が天に届く塔を建てて

彼らは言った。「さあ、われわれは自分たちのために、町と、頂が天に届く塔を建てて、名をあげよう。われわれが地の全面に散らされるといけないから。」(創世記11:4) 11章で、有名な「バベルの塔」の話が出てくる。 さて、全地は一つの話しことば、一つの…

彼らからもろもろの国民が

以上が、それぞれの家系による、国民ごとの、ノアの子孫の諸氏族である。大洪水の後、彼らからもろもろの国民が地上に分かれ出たのである。(創世記10:32) 10章は、ノアの息子たちの系図だ。 これはノアの息子、セム、ハム、ヤフェテの歴史である。大洪水…

わたしの虹を立てる

「わたしは雲の中に、わたしの虹を立てる。それが、わたしと地との間の契約のしるしである。」(創世記9:13) 虹が嫌いな人はいないだろう。 虹を見れば、大人も子どももだれもが歓声を上げる。 聖書の神を信じる者たちは、さらに特別な思いを馳せることが…

箱舟から出て来た

そこでノアは、息子たち、彼の妻、息子たちの妻たちとともに外に出た。すべての獣、すべての這うもの、すべての鳥、すべて地の上を動くものも、種類ごとに箱舟から出て来た。(創世記8:18-19) 最近は日本でも、豪雨災害が毎年のように起きる。 大雨が三日…

大洪水は四十日間

大洪水は四十日間、地の上にあった。水かさが増して箱舟を押し上げたので、それは地から浮き上がった。(創世記7:17) 主はノアに対し、「洪水」について再びよりはっきりと語られた。 「あと七日たつと、わたしは、地の上に四十日四十夜、雨を降らせ、わた…

人を地の面から消し去ろう

そして主は言われた。「わたしが創造した人を地の面から消し去ろう。人をはじめ、家畜や這うもの、空の鳥に至るまで。わたしは、これらを造ったことを悔やむ。」(創世記6:7) 6章から9章までは「ノアの洪水」の話だ。 6章の前半では、解釈の難しい点がいく…

エノクは神とともに歩んだ

エノクは神とともに歩んだ。神が彼を取られたので、彼はいなくなった。(創世記5:24) 5章は、アダムからノアまで十世代の記録だ。 ここには次の共通点がある。 長命である(9百歳以上生きた者が7名) 多産である アダムが生きた全生涯は九百三十年であった…

なぜ、あなたは怒っているのか

主は、カインに言われた。「なぜ、あなたは怒っているのか。なぜ顔を伏せているのか。」(創世記4:6) アダムとエバに子どもが生まれた。 カインとアベルだ。 二人が成長したとき、事件は起きた。 しばらく時が過ぎて、カインは大地の実りを主へのささげ物…

あなたはどこにいるのか

神である主は、人に呼びかけ、彼に言われた。「あなたはどこにいるのか。」(創世記3:9) 3章は、聖書全体のなかでも特に重要な章のひとつだ。 人間がいかに罪に堕ちたか、その過程が克明に描かれている。 1節ごとが、非常に不思議で意味深い内容だ。 さて…

人がひとりでいるのは良くない

また、神である主は言われた。「人がひとりでいるのは良くない。わたしは人のために、ふさわしい助け手を造ろう。」(創世記2:18) 神は、六日間かかって世界を創造され、大いに満足された。 神はご自分が造ったすべてのものを見られた。見よ、それは非常に…

神は人をご自身のかたちとして創造された

神は仰せられた。「さあ、人をわれわれのかたちとして、われわれの似姿に造ろう。こうして彼らが、海の魚、空の鳥、家畜、地のすべてのもの、地の上を這うすべてのものを支配するようにしよう。」神は人をご自身のかたちとして創造された。神のかたちとして…