みつばさのかげ

一日一章、聖書のみことばから感動したこと、考えさせられたことなどを綴ります。

わたしの安息を守らなければならない

「あなたがたは、必ずわたしの安息を守らなければならない。これは、代々にわたり、わたしとあなたがたとの間のしるしである。わたしが主であり、あなたがたを聖別する者であることを、あなたがたが知るためである。」(出エジプト31:13)

 

安息日の規定は、何のためか。

 

「わたしとあなたがたとの間のしるしである」

 

つまり、わたしたち(このときはイスラエルの民)と主との間の関係においてとらえるべきものだ。

 

「わたしが主であり、あなたがたを聖別するものであることを、あなたがたが知るためである」

 

またそれは、主がわたしたちに成してくださった恵みのみわざに心を留めるためのものだ。

いずれにせよ、単に「仕事をしないこと」と字面だけでとらえたら、主の本意を誤る。

 

「これは永遠に、わたしとイスラエルの子らとの間のしるしである。それは主が六日間で天と地を造り、七日目にやめて、休息したからである。」(17)

 

安息日は、主が七日目に創造のみわざを休まれたことに由来する。

同様に、人間も七日に一度、休息をとることが求められた。

創造のはじめから、そのようなリズムが定まっているとは、驚くべきことではないか。

 

エスさまは、しばしば、安息日のことでパリサイ人とぶつかった。

パリサイ人が字面だけでとらえ、そこに主のいのちも、愛も、見出していなかったのに対し、主イエスはつねに主のいのちと愛から解釈されたからだ。

 

わたしたちもまた、文字ではなく、いのちと愛によって、律法を解釈することを学びたい。

 

それから彼らに言われた。「安息日に律法にかなっているのは、善を行うことですか、それとも悪を行うことですか。いのちを救うことですか、それとも殺すことですか。」(マルコ3:4)

 

にほんブログ村 哲学・思想ブログ キリスト教へ
にほんブログ村