みつばさのかげ

一日一章、聖書のみことばから感動したこと、考えさせられたことなどを綴ります。

これは神の指です

呪法師たちも、ブヨを出そうと彼らの秘術を使って同じようにしたが、できなかった。ブヨは人や家畜に付いた。呪法師たちはファラオに「これは神の指です」と言った。しかし、ファラオの心は頑なになり、彼らの言うことを聞き入れなかった。主が言われたとおりであった。(出エジプト8:18-19)

 

心を頑なにするファラオに対し、神は次々と災難をおくる。

 

ナイル川が血となったのに続いて、エジプト中が蛙で満ちた。(6)

これはファラオの呪法師たちもできた。(7)

 

モーセの祈りによっておさまったあとは、ブヨの災難だ。(17)

神のさばきは、少しずつ厳しさを増していく。

今度は、呪法師たちもできなかった。

彼らはようやく、「これは神の指です」と言ったが、ファラオは認めなかった。

 

その次は、アブだ。

ちなみに、ブヨとアブを調べてみたところ、アブはブヨよりも少し大きいらしい。

いずれも、皮膚を噛み切って血を吸うとのことだ。

 

このさばきでは、イスラエルの民が住む地が守られる。

 

「わたしはその日、わたしの民がとどまっているゴシェンの地を特別に扱い、そこにはアブの群れがいないようにする。こうしてあなたは、わたしがその地のただ中にあって主であることを知る。」(22)

 

たまらずファラオも、妥協案として、イスラエルの民にエジプト国内で神にいけにえを献げるように言う。

当然、モーセは受け入れない。

ファラオは、「では、遠くへ行くな」と徐々に条件をゆるめたが、それでも災難がおさまると、またも心を頑なにした。

 

きょうの箇所では、イスラエルの民の地だけ守られたことが印象に残る。

神は、ご自身の民を特別に扱われる。

 

わたしたちもまた、いま、ゴシェンの地にいる。

神の完全な守りの中にあることを信頼して、キリストの平安に包まれよう。

 

「わたしがお願いすることは、あなたが彼らをこの世から取り去ることではなく、悪い者から守ってくださることです。わたしがこの世のものでないように、彼らもこの世のものではありません。」(ヨハネ17:15-16)

 

 

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