みつばさのかげ

一日一章、聖書のみことばから感動したこと、考えさせられたことなどを綴ります。

風の道

あなたは妊婦の胎内の骨々のことと同様に、風の道がどのようなものかを知らない。そのように、あなたは一切を行われる神のみわざを知らない。(伝道者11:5)

 

怠け者になりたい人はいるだろうか?

できるだけ苦労せず楽しく生きたいと望む人は多いと思われるが、怠け者として生きたいという人はほとんどいないのではないか。

 

聖書からみれば、神が怠け者を嫌われることははっきりしている。

 

怠け者は皿に手を伸ばしても、その手を口に持って行くのを面倒がる。(箴言26:15)

 

「しかし、主人は彼に答えた。『悪い、怠け者のしもべだ。』」(マタイ25:26)

 

妊婦の胎内でどのように骨々が組み合わされるのかがわからないように、風の道、神のみわざはわからない、と伝道者は語った。

 

怠け者は、「どうせわからないのだから、どうでもいい」という態度を示す。

しかし、伝道者はこう続ける。

 

朝にあなたの種を蒔け。夕方にも手を休めてはいけない。あなたは、あれかこれかどちらが成功するのか、あるいは両方とも同じようにうまくいくのかを知らないのだから。(6)

 

神がどうされるかわからないというのは、種を蒔かない理由にはならない。

むしろ、わからないからこそ蒔いておけ、と言っている。

一切を神の御手にゆだねながらも、いまできることを怠らずに成せ、ということだ。

 

あなたの手がなし得ると分かったことはすべて、自分の力でそれをせよ。(伝道者9:10)

 

だれよりも、神ご自身が偉大なクリエイターであり、働き者だ。

先のことをいたずらに案じるのではなく、手元にある仕事に喜んで励もう。

 

「ですから、明日のことまで心配しなくてよいのです。明日のことは明日が心配します。苦労はその日その日に十分あります。」(マタイ6:34)

 

「わたしの父は今に至るまで働いておられます。それでわたしも働いているのです。」(ヨハネ5:17)

 

 

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