君主を頼みとしてはならない
あなたがたは君主を頼みとしてはならない。救いのない人間の子を。霊が出て行くと、人は自分の土に帰り、その日のうちに、彼の計画は滅び失せる。(詩篇146:3-4)
なんと気持ちの良いみことばだろう。
君主がどんなに強そうで、富んでいて、頼もしく見えても、彼は「土」から造られた人間であり、やがて「土」に帰る存在に過ぎない。
そうわかっていても、わたしたちは、ある特定の人々をなにか“特殊な者”であるかのように崇拝し、頼みとしがちだ。
当たり前だが、彼が天地万物を造ったのではない。
彼もまた鼻で息をする人間に過ぎない。
主は、天と地と海、またそれらの中のすべてのものを造られた方。とこしえまでも真実を守り、虐げられている者のためにさばきを行い、飢えている者にパンを与える方。主は捕らわれ人を解放される。(6-7)
君主に信頼して裏切られたら、おそらく怒るだろう。
しかし、もともと「土」なのだから、腹を立てるのもおかしな話だ。
頼るべき方を間違ったのは、自分だ。
イエスさまは、言われた。
「あなたがたは心を騒がせてはなりません。神を信じ、またわたしを信じなさい。」(ヨハネ14:1)
もう一度、落ち着いて、主に信頼しよう。
幸いなことよ、ヤコブの神を助けとし、その神、主に望みを置く人。(5)