みつばさのかげ

一日一章、聖書のみことばから感動したこと、考えさせられたことなどを綴ります。

御力は雲の中に

力を神に帰せよ。威光はイスラエルの上に、御力は雲の中にある。(詩篇68:34)

 

68篇は神の御力の賛歌であるが、雲の多い梅雨の時期に読めたのは良かった。

「御力は雲の中にある」とダビデは謳った。

雲は神の臨在の象徴だ。

出エジプトのときには、神が雲とともに民を導いた。

 

主は、昼は、途上の彼らを導くため雲の柱の中に、また夜は、彼らを照らすため火の柱の中にいて、彼らの前を進まれた。(出エジプト13:21)

 

ダビデも、神の導きと守りについて思い巡らす。

 

神よ、あなたが御民に先立って出て行き、荒れ野を進み行かれたとき、地は揺れ動き、天も雨を降らせました。シナイにおられる神の御前で。イスラエルの神である神の御前で。神よ、あなたは豊かな雨を注ぎ、疲れたあなたのゆずりの地を堅く立てられました。(7-9)

 

雨は神の祝福の現れだ。

ダビデは、こんな不思議な言葉も残した。

 

神に向かって歌い、御名をほめ歌え。雲に乗って来られる方のために道を備えよ。その御名は主。その御前で喜び踊れ。(4)

 

ダビデはなぜ、「雲に乗って来られる方」などという表現ができたのだろうか。

特別な啓示があったとしか思えない。

言うまでもなく、この言葉は再臨のキリストを思い起こさせる。

 

「そのとき、人の子のしるしが天に現れます。そのとき、地のすべての部族は胸をたたいて悲しみ、人の子が天の雲のうちに、偉大な力と栄光とともに来るのを見るのです。」(マタイ24:30) 

 

わたしたちの神は、上から祝福を与えてくださり、また、上から来られるお方だ。

 

19節も印象深い。

 

ほむべきかな、主。日々、私たちの重荷を担われる方。この神こそ、私たちの救い。(19)

 

神は上から与えてくださるだけでなく、私たちの目線にまで降りてくださり、重荷を担ってくださる。

この方は、わたしたちが想像もできないほどの「御力」で満ちておられる。

そしてその力を、わたしたちに注いでくださる。

 

これからの季節、雲と雨を見たなら、きょうのみことばを思い出そう。

 

神よ、あなたは恐るべき方。あなたはご自分の聖なる所におられます。イスラエルの神こそ、力と勢いを御民にお与えになる方です。ほむべきかな、神。(35)

 

 

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