みつばさのかげ

一日一章、聖書のみことばから感動したこと、考えさせられたことなどを綴ります。

子羊の婚礼の時

また私は、大群衆の声のような、大水のとどろきのような、激しい雷鳴のようなものがこう言うのを聞いた。「ハレルヤ。私たちの神である主、全能者が王となられた。私たちは喜び楽しみ、神をほめたたえよう。子羊の婚礼の時が来て、花嫁は用意ができたのだから。花嫁は、輝くきよい亜麻布をまとうことが許された。その亜麻布とは、聖徒たちの正しい行いである。」(黙示録19:6-8)

 

19章で、いよいよキリストの再臨が描かれる。

そのときには、「花嫁」(7)と「婚宴に招かれている者たち」(9)、すなわち「天の軍勢」(14)を従えて天から来られる。

 

また私は、天が開かれているのを見た。すると見よ、白い馬がいた。それに乗っている方は、「確かで真実な方」と呼ばれ、義をもってさばき、戦いをされる。(11)

 

天の軍勢は白くきよい亜麻布を着て、白い馬に乗って彼に従っていた。(14)

 

「花嫁」とは、ペンテコステから始まり、携挙に至るまでキリストを信じた者たちであり、「教会」のことだそうだ。

「婚宴に招かれている者たち」は、旧約時代の信者と艱難期に救われた信者たちのこと。

両者合わせて「天の軍勢」だという。

 

地上において婚宴がもたれるが、その前に神に従わない者たちを一掃しなければならない。

それが19節から語られる「戦い」であり、「ハルマゲドンの戦い」と呼ばれるものだ。

 

また私は、獣と地の王たちとその軍勢が集まって、馬に乗る方とその軍勢に戦いを挑むのを見た。(19)

 

もちろん、キリストご自身によって、獣(反キリスト)も偽預言者も彼らの信者たちもさばかれる。

 

残りの者たちは、馬に乗っている方の口から出る剣によって殺され、すべての鳥が彼らの肉を飽きるほど食べた。(21)

 

このみことばは、イエスさまのことばを想起させる。

 

「人の子の到来は、稲妻が東から出て西にひらめくのと同じようにして実現するのです。死体のあるところには、禿鷹が集まります。」(マタイ24:27-28)

 

「禿鷹」が文字通りの鳥を意味するのか、軍隊を意味するのか、いろいろ説はあるようだ。

軍隊だとすると「残り者たち」に軍隊が入らないことになるので、文字通り鳥のような気もするが、よくわからない。

 

ともかく、わたしたちは「キリストの花嫁」として、いつの日か婚宴の場に着く。

どれほど素晴らしい光景だろう。

想像もつかない。

入学式のような、晴れ晴れとした緊張感を伴うものだろうか。

もっともっと、清さと、喜びと、賛美と、愛に満ちあふれたものに違いない。

その大群衆の中に、わたしもいる。

それを思うと、パウロの語ろうとしたことが、少し味わえる気がする。

 

今の時の苦難は、やがて私たちに啓示される栄光に比べれば、取るに足りないと私は考えます。(ローマ8:18)

 

 

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