みつばさのかげ

一日一章、聖書のみことばから感動したこと、考えさせられたことなどを綴ります。

この日を覚えていなさい

モーセは民に言った。「奴隷の家、エジプトから出て来た、この日を覚えていなさい。力強い御手で、主があなたがたをそこから導き出されたからである。」(出エジプト13:3)

 

エジプトから出て来たこの日を覚えておくように、そして子どもたちにも伝えていくようにと、主は語られた。

それほど大事な日だ。

 

彼らが出て来たのは、どこからか。

「奴隷の家」からだ。

苦役にうめき、何の自由もなく、ただ酷使されるだけの生活だった。

 

できることなら、一刻も早く逃げ出したい。

もっと穏やかで、平和な暮らしがしたい。

長い間、彼らはそう切望していた。

 

そしてとうとう、その日がやって来たのだ。

 

わたしたちは、どうか。

「奴隷の家」から解放された日を、忘れてはいないか。

 

すべてが空しく、答えなど無いかのように、意味など無いかのように思え、いっさいは偶然のようであり、死の向こう側など考えないようにしていた、あの奴隷の日々を。

 

そういうわけで、子たちがみな血と肉を持っているので、イエスもまた同じように、それらのものをお持ちになりました。それは、死の力を持つ者、すなわち、悪魔をご自分の死によって滅ぼし、死の恐怖によって一生涯奴隷としてつながれていた人々を解放するためでした。(ヘブル2:14−15)

 

自分がどこから救われたのかを、事あるごとに思い出そう。

そして、主への感謝と賛美を新しくしよう。

 

主は、昼は、途上の彼らを導くため雲の柱の中に、また夜は、彼らを照らすため火の柱の中にいて、彼らの前を進まれた。彼らが昼も夜も進んで行くためであった。昼はこの雲の柱が、夜はこの火の柱が、民の前から離れることはなかった。(21−22)

 

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