義と公正を行うこと
義と公正を行うことは、主の前で、いけにえより望ましい。(箴言21:3)
箴言は人生のあらゆる面についての格言であるが、語られていることはとてもシンプルだ。
義、公正、誠実、勤勉、自制、あわれみ、主を恐れること。
主に祝福され、幸福に歩むことは、実はそれほど難しいことではないのかもしれない。
勤勉な人の計画は利益をもたらし、すべて慌てる者は損失を招くだけだ。(5)
偽りの舌をもって財宝を得る者は、吹き払われるもやのよう。死を追い求める者だ。(6)
罪人の道はねじれている。しかし、純粋な人の行いは真っ直ぐだ。(8)
どれも、至極全うなことを言っている。
難しくするのは、自分の内にある罪の性質であり、神に対する高ぶりだ。
高ぶる目とおごる心。悪しき者のともしびは罪。(4)
派手さはなくとも、コツコツと誠実に歩みを重ね、隣人を大切にし、主を恐れて勤勉に勤める。
なんとシンプルなことか。
義と恵みを追い求める者は、いのちと義と誉れを見出す。(21)
いまの時代は、若い人でも一攫千金を得、忙しく動き回って“活躍”することがもてはやされる。
しかし、そこには落とし穴が待っていることが多い。
横柄で不遜な者、その名は「嘲る者」。彼は憤然として横柄にふるまう。(24)
目をくらまされないように注意しよう。
この世の神は、あらゆる栄耀栄華で誘惑してくる。
主よ。わたしの歩みを整え、あなたの目に、全きものとしてください。
どんな知恵も英知も、はかりごとも、主の前では無きに等しい。戦いの日のためには馬が備えられる。しかし、救いは主による。(30-31)