みつばさのかげ

一日一章、聖書のみことばから感動したこと、考えさせられたことなどを綴ります。

悪しき者の綱を断ち切られた

主は正しくあられ、悪しき者の綱を断ち切られた。シオンを憎む者はみな、恥を受けて退け。(詩篇129:4-5)

 

129篇は、イスラエルを憎む者に対する宣告だ。

 

「彼らは、私が若いころからひどく私を苦しめた。」さあ、イスラエルは言え。「彼らは、私が若いころからひどく私を苦しめた。しかし、彼らは私に勝てなかった。耕す者たちは私の背に鋤をあて、長いあぜを作ったが。」(1-3)

 

イスラエルは「若いころから」、すなわち創世記の昔から、人類の歴史全体にわたって迫害されてきた。

にもかかわらず、彼らは滅ぼし尽くされず、守られている。

それは、冒頭のみことばにあるように、主が「悪しき者の綱を断ち切られ」、敵はみな「恥を受けて退け」られたからだ。

 

昔も今も、世界の中心はイスラエルであり、イスラエルを祝福するか迫害するかで、世界情勢が大きく変わる。

イスラエルを迫害する者の背後には、サタンが存在する。

黙示録12章が、それを示している。

 

竜は、自分が地へ投げ落とされたのを知ると、男の子を産んだ女を追いかけた。しかし、女には大きな鷲の翼が二つ与えられた。荒野にある自分の場所に飛んで行って、そこで一時と二時と半時の間、蛇の前から逃れて養われるためであった。すると蛇はその口から、女のうしろへ水を川のように吐き出し、彼女を大水で押し流そうとした。しかし、地は女を助け、その口を開けて、竜が口から吐き出した川を飲み干した。すると竜は女に対して激しく怒り、女の子孫の残りの者、すなわち、神の戒めを守り、イエスの証しを堅く保っている者たちと戦おうとして出て行った。(黙示録12:13-18)

 

このように、女(イスラエル)に対する竜(サタン)の攻撃は執拗にくり返される。

しかし、主はイスラエルを守り、迫害者が祝福にあずかることはない。

 

通りがかりの人も、「あなたがたに主の祝福があるように。主の名によって祝福あれ」と言うことはない。(8)

 

イスラエルの平和は、世界の平和につながる。

聖書を知る者として、そのことも祈る必要がある。

 

エルサレムの平和のために祈れ。(詩篇122:6)

 

主はアブラムに言われた。「・・・わたしは、あなたを祝福する者を祝福し、あなたを呪う者をのろう。」(創世記12:3)

 

 

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