みつばさのかげ

一日一章、聖書のみことばから感動したこと、考えさせられたことなどを綴ります。

屠られた子羊

彼らは大声で言った。「屠られた子羊は、力と富と知恵と勢いと誉れと栄光と賛美を受けるにふさわしい方です。」(黙示録5:12)

 

5章で、ある重要な物が出てくる。

「巻物」だ。

 

また私は、御座に着いておられる方の右の手に巻物を見た。それは内側にも外側にも字が書かれていて、七つの封印で封じられていた。(1)

 

ところが、この巻物を開き、見ることができる者はどこにもいなかったため、ヨハネは「激しく泣いた」。(3-4)

四つの生き物や二十四人の長老たち、また御使いたちですら開くことができないとは、どれほど重要な巻物であることだろう。

 

すると、長老の一人が私に言った。「泣いてはいけません。ご覧なさい。ユダ族から出た獅子、ダビデの根が勝利したので、彼がその巻物を開き、七つの封印を解くことができます。」また私は、御座と四つの生き物の真ん中、長老たちの真ん中に、屠られた姿で子羊が立っているのを見た。(5-6)

 

ここに、唯一、巻物を開くことができる方がいた。

その姿は、偉大なる王の王・・・ではなく、「屠られた姿」の「子羊」だ。

そして子羊が御座に着いておられる方から巻物を受け取ると、大いなる賛美が始まった。

 

まずは、四つの生き物と二十四人の長老たちだ。

 

彼らは新しい歌を歌った。「あなたは、巻物を受け取り、封印を解くのにふさわしい方です。・・・」(9)

 

次に、多くの御使いたちだ。

 

彼らは大声で言った。「屠られた子羊は、力と富と知恵と勢いと誉れと栄光と賛美を受けるにふさわしい方です。」(12)

 

最後に、すべての被造物だ。

 

また私は、天と地と地の下と海にいるすべての造られたもの、それらの中にあるすべてのものがこう言うのを聞いた。「御座に着いておられる方と子羊に、賛美と誉れと栄光と力が世々限りなくあるように。」(13)

 

これは夢物語ではなく、天において現実にある世界だ。

もちろん、地上に生きるいまのわたしたちの理解をはるかに超えている。

いつの日か、わたしたちもまた、この賛美の中に加わるだろう。

そのときは、いまの地上の生活以上に、はっきりとした素晴らしい現実になる。

楽しみに、待ち望んでいよう。

 

しかし、あなたがたが近づいているのは、シオンの山、生ける神の都である天上のエルサレム、無数の御使いたちの喜びの集い、天に登録されてる長子たちの教会、すべての人のさばき主である神、完全な者とされた義人たちの霊、さらに、新しい契約の仲介者イエス、それに、アベルの血よりもすぐれたことを語る、注ぎかけられたイエスの血です。(へブル12:22-24)

 

 

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