主の栄光があなたがたに現れる
モーセは言った。「これは、あなたがたが行うようにと主が命じられたことである。そのようにすれば、主の栄光があなたがたに現れる。」(レビ記9:6)
祭司の任職式は、7日間にわたって行われた。
八日目になってモーセはアロンとその子ら、およびイスラエルの長老たちを呼び寄せ、アロンに言った。「あなたは自分のために、罪のきよめのささげ物として子牛、すなわち若い雄牛を、また全焼のささげ物として雄羊を、それも傷のないものを取って、主の前に献げなさい。」(1-2)
9章ではいよいよ、アロンとその子らによる祭司職の務めが始まる。
アロンは、自分のため、また民のために、種々のささげ物を献げていった。
そこで彼らは、モーセが命じたものを会見の天幕の前に連れて来た。全会衆は近づいて来て、主の前に立った。(5)
厳粛で、清らかな光景だっただろう。
モーセは、くり返し、「主が現れる」と言った。
主が定めたとおりの手続きにしたがって、次々といけにえが献げられていく。
最後に、アロンが民を祝福した。
こうして、アロンは民に向かって両手を上げ、彼らを祝福し、罪のきよめのささげ物、全焼のささげ物、交わりのいけにえを献げ終えて壇から降りて来た。モーセとアロンは会見の天幕に入り、そこから出て来て民を祝福した。(22-23)
そのとき、驚くべきことが起きた。
すると主の栄光が民全体に現れ、火が主の前から出て来て、祭壇の上の全焼のささげ物と脂肪を焼き尽くした。民はみな、これを見て喜び叫び、ひれ伏した。(23-24)
主からの火が、いけにえを立ちどころに焼き尽くした。
それは、いけにえが受け入れられたことを意味する。
「そのようにすれば、主の栄光があなたがたに現れる。」(6)
主の言われたとおりに従ったとき、主の栄光が現れた。
この原則は、いまも変わらない。
わたしたちは、右の耳たぶと右手の親指と右足の親指にキリストの血が塗られた者として自らを主に献げ、主に従う。
そのとき主はそれを受け入れ、ご自身を現してくださるのだ。
きょう、その約束を受け取って、新たに自分を献げよう。
「わたしの戒めを保ち、それを守る人は、わたしを愛している人です。わたしを愛している人はわたしの父に愛され、わたしもその人を愛し、わたし自身をその人に現します。」(ヨハネ14:21)