みつばさのかげ

一日一章、聖書のみことばから感動したこと、考えさせられたことなどを綴ります。

主の御名をほめたたえよ

主の御名をほめたたえよ。主が命じて、それらは創造されたのだ。主は、それらを世々限りなく立てられた。主は、去りゆくことのない定めを置かれた。(詩篇148:5-6)

 

148篇は、天上における賛美に始まる。

 

ハレルヤ。天において主をほめたたえよ。いと高き所で、主をほめたたえよ。主をほめたたえよ、すべての御使いよ。主をほめたたえよ、主の万軍よ。日よ、月よ、主をほめたたえよ。主をほめたたえよ、すべての輝く星よ。天の天よ、主をほめたたえよ。天の上にある水よ。(1-4)

 

いま、コロナ禍もあって、家に閉じこもることが増えた。

その結果、うつ、もしくはうつ気味になる人が多くなっている。

ことに若年層において顕著で、痛ましいことに、若者の自殺増加が報道されている。

 

それはそうだろう。

いくらパソコンやスマホで暇つぶしができるとはいえ、だれだってずっと部屋に閉じこもっていれば、精神的に不健康になる。

 

そんなときこそ、みことばを受け取ろう。

天に目を向けよと、示してくれる。

自分の居場所も、自分自身も、ものすごく小さい存在だと気づかせてくれる。

 

グラウンドの広さの大きな模造紙があるとして、そこにコンパスの針でチョンと印をつける。

それが宇宙の中の地球だ。

その地球の中の、さらに小さな小さな一点が自分なのだ。

 

7節から、詩人は地上に目を向ける。

 

地において主をほめたたえよ。海の巨獣よ、すべての淵よ。火よ、雹よ、雪よ、煙よ。みことばを行う激しい風よ。山々よ、すべての丘よ。実のなる木よ、すべての杉よ。獣よ、すべての家畜よ。這うものよ、翼のある鳥よ。(7-10)

 

この地球上には、いったいどれくらいの種類の動植物があるのだろうか。

そのすべてを主はお造りになった。

わたしたちの理解をはるかに超えている。

 

11節からは、人間に目を向ける。

 

地の王たちよ、すべての国民よ。君主たちよ、地をさばくすべての者たちよ。若い男よ、若い女よ。年老いた者と幼い者よ。主の御名をほめたたえよ。主の御名だけがあがめられる。その威光が、地と天の上で。(11-13)

 

この中に、自分も入っている。

被造物の一人として、「主の御名をほめたたえよ」と語りかけられている。

開かれた天に目を上げて、主の御名をほめたたえよう。

 

主は御民の角を上げられた。主にある敬虔な者すべての賛美を、主の近くにいる民、イスラエルの子らの賛美を。ハレルヤ。(14)

 

 

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