みつばさのかげ

一日一章、聖書のみことばから感動したこと、考えさせられたことなどを綴ります。

あなたを祝福する者は祝福され

「雄獅子のように、また雌獅子のように、彼は身を伏せ、横たわる。だれがこれを起こせるだろう。あなたを祝福する者は祝福され、あなたをのろう者はのろわれる。」(民数記24:9)

 

結局、バラムは三度目も、イスラエルをおもいきり祝福した。

もちろんこれは、主が彼の口に置いたことばによるものだ。

 

「あなたを祝福する者は祝福され、あなたをのろう者はのろわれる」ということばは、かつてアブラハムが神から与えられたものと重なる。

 

主はアブラムに言われた。「あなたは、あなたの土地、あなたの親族、あなたの父の家を離れて、わたしが示す地へ行きなさい。そうすれば、わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとする。あなたは祝福となりなさい。わたしは、あなたを祝福する者を祝福し、あなたを呪う者をのろう。地のすべての部族は、あなたによって祝福される。」(創世記12:1-3)

 

旧約聖書の時代から今日に至るまで、世界はこの原則で動いている。

好むと好まざるとにかかわらず、世界の中心はイスラエルなのだ。

 

怒り心頭のバラクに対し、バラムはさらに預言を続けた。

 

「私には彼が見える。しかし今のことではない。私は彼を見つめる。しかし近くのことではない。ヤコブから一つの星が進み出る。イスラエルから一本の杖が起こり、モアブのこめかみを、すべてのセツの子らの脳天を打ち砕く。」(17)

 

これは具体的にはダビデのことのようだが、さらに言えば、イエス・キリストにつながることばだ。

 

バラムは多神教に根ざした偽預言者であるにもかかわらず、そういう人物でも神がこのようにお用いになることがあるのは、考えてみれば不思議なことである。

 

悪に対して悪を返さず、侮辱に対して侮辱を返さず、逆に祝福しなさい。あなたがたは祝福を受け継ぐために召されたのです。(1ペテロ3:9)

 

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