みつばさのかげ

一日一章、聖書のみことばから感動したこと、考えさせられたことなどを綴ります。

不法の者

どんな手段によっても、だれにもだまされてはいけません。まず背教が起こり、不法の者、すなわち滅びの子が現れなければ、主の日は来ないのです。(2テサロニケ2:3)

 

2章は、非常に印象的だ。

「主の日」の前に現れる「不法の者」「滅びの子」について、詳しく語っている。

「不法の者」が現れてから「主の日」、すなわち主イエスの再臨が来るのであって、それはこれからのちに起こることだから慌てないようにと、パウロは諭している。

 

不法の者は、すべて神と呼ばれるもの、礼拝されるものに対抗して自分を高く上げ、ついには自分こそ神であると宣言して、神の宮に座ることになります。(4)

 

この性質はまさにサタンそのものであるが、それもそのはず、彼はサタンから送られるとパウロは言う。

 

不法の者は、サタンの働きによって到来し、あらゆる力、偽りのしるしと不思議、また、あらゆる悪の欺きをもって、滅びる者たちに臨みます。(9-10)

 

彼はおそらく、世界史上稀に見るほどの“魅力的な”人物であろう。

世界平和の使者のように振る舞い、だれも成し得なかったことを次々と成功させ、世界中から尊敬と称賛を得る。

 

そのような一見すばらしいものに見える流れの背後に何が働いているかについては、聖書をとおしてはじめて知ることができる。

 

だれにもだまされてはいけません。(3)

 

世界は間違いなく、聖書の示す方向へと向かっている。

それは、主を信頼する者にとっては希望であり、平安の根拠だ。

だからこそ、この終わりの時にあって、目を覚まし、地上の歩みを全うしたいものだと思う。

 

ですから兄弟たち。堅く立って、語ったことばであれ手紙であれ、わたしたちから学んだ教えをしっかりと守りなさい。どうか、私たちの主イエス・キリストと、私たちの父なる神、すなわち、私たちを愛し、永遠の慰めとすばらしい望みを恵みによって与えてくださった方ご自身が、あなたがたの心を慰め、強めて、あらゆる良いわざとことばに進ませてくださいますように。(15-17)

 

 

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